海外紙情報続々…堂安ローマ、三笘リバプール、鎌田トッテナム?!…W杯で欧州移籍市場価値が急上昇した”日本代表3人衆”のビッグクラブ移籍の可能性は?
今夏に堂安がオランダの名門PSVから、フライブルクへ完全移籍した際の移籍金は800万ユーロ(約11億5000万円)とされている。その上で同メディアはこう指摘する。
「フライブルクがもしもいま、彼を現金化しようとした場合、おそらく3倍から4倍の価値がつく。彼がW杯で決めた2つのゴールは、それほど素晴らしいものだった」
スペイン戦での逆転ゴールを導いた“1.88mmアシスト”や切れ味鋭いドリブルなど、ゴール以外のパフォーマンスで大きなインパクトを残した三笘への注目度も増している。
リバプールに関する最新情報が随時掲載される『Liverpool.com』は「カオル・ミトマがリバプールに見つかる?」と題した記事を掲載。左ウイングに怪我人が続出しているチーム状況を受けて、リバプールが獲得すべき理想的なスター候補として三笘をクローズアップした。
記事の掲載そのものは4日だったが、その内容は日本が戦ったグループステージの3試合を詳報。ドイツ戦の同点ゴールにつながった左サイドからのカットインや、世界中で注目を集めたスペイン戦での逆転ゴールをアシストしたパスを称賛している。
同サイトはさらに、三笘の年齢が25歳である点に注目しながら「さらに高いレベルで、スタープレイヤーになるためのすべての特徴を持っている」と指摘。リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督のスタイルにも合っていると、ごく近い将来の獲得まで進言した。
三笘の評価額もW杯開幕後で高騰中だが、それでも昨夏に川崎フロンターレから加入した際の300万ユーロ(約4億3000万円)が1000万ユーロ(約14億3900万円)になったとされる。ビッグクラブにとっては決して高額ではないだけに、ブライトン側は大騒ぎになっている。
地元サイトの『WE ARE BRIGHTON.COM』は、アルゼンチン代表のMFアレクシス・マク・アリステル(23)やエクアドル代表のMFモイセス・カイセド(21)、そして三笘らが広く知れわたった結果として訪れるかもしれない非常事態を、こんな表現で伝えている。
「ブライトンの選手がかつてないほど市場に出ている。ブライトンのサポーターは、最悪の事態が来年1月に訪れると覚悟する必要があるかもしれない」
カタールW杯に臨んだ日本代表メンバーで、ヨーロッパのいわゆるビッグクラブに所属しているのは、アーセナルのDF冨安健洋(24)の一人だけだった。大会を通して右太もも裏の怪我に悩まされ、自らにダメ出しをした冨安だが、一度だけプライドをのぞかせた瞬間があった。
スペインとのグループステージ最終戦の後半23分。1-2とリードを許している劣勢を挽回しようと、スペインが名手ジョルディ・アルバ(33、バルセロナ)を左サイドバックとして投入した直後に、森保一監督(54)も冨安を右ウイングバックとして送り出した。
ぶっつけ本番の位置で、アルバ封じを完遂した試合後に冨安はこう語っている。
「プレミアリーグでプレーしているので、その日常を出せたのかなと思っています」