• HOME
  • 記事
  • サッカー
  • 米メディアが指摘した感動のW杯決勝アルゼンチン対フランスの“後”に起きた7つの「場外トラブル」とは?
表彰された大会MVPのメッシ(中央)、最優秀若手選手のフェルナンデス(左)、最優秀GK賞のマルティネス(右)。マルティネスがこのグローブの形をしたトロフィーを股間に当てて、世界中からひんしゅくを買った(写真・AP/アフロ)
表彰された大会MVPのメッシ(中央)、最優秀若手選手のフェルナンデス(左)、最優秀GK賞のマルティネス(右)。マルティネスがこのグローブの形をしたトロフィーを股間に当てて、世界中からひんしゅくを買った(写真・AP/アフロ)

米メディアが指摘した感動のW杯決勝アルゼンチン対フランスの“後”に起きた7つの「場外トラブル」とは?

 FIFAワールドカップ・カタール大会はアルゼンチン代表が決勝でフランス代表をPK戦の末に下し、スーパースターのリオネル・メッシ(35)が悲願のW杯トロフィーにキスをして大団円を迎えた。だが、“その後”に数々のトラブルや問題が発生。米スポ―ツ専門チャンネル「ESPN」、「過去最高のW杯決勝の後で、あなたが見逃した7つの出来事」とのタイトルで、特集記事を組み、ピッチ外で起きたトラブルなどを紹介した。

 GKマルティネスは「エムバペに黙祷!」と叫ぶ問題行動

 

 やはりW杯はただでは終わらない。
「ESPN」は感動の決勝戦後に起きていた7つの問題を取り上げた。
 一つ目にピックアップされたのは、主将のメッシが表彰式でカタールのタミル首長から黒いシースルーのマントのような伝統衣装「ビシュト」を贈られたため、それを着てW杯トロフィーを授与され記念写真に納まった問題だ。
「表彰式で優勝トロフィーを掲げる前にメッシがカタールのローブを着用させられ、狼狽の波がソーシャルメディアへ押し寄せた。ビシュトが似合っていたことに疑いがない一方で、多くのファンは、この行為は、メッシが今大会で印象づけたイメージの輝きを鈍らせ、カタールの人権問題に対する“スポーツウォッシング”(不都合なことを覆い隠す)となったと不満を漏らした」と問題提起。
 さらに「鋭い視線を持ったファンは、メッシが着用したアルゼンチン代表のユニホームにアルゼンチンサッカー協会のバッジの上にすでに3つの星(3度目の優勝を示す)が飾られていたことにも気が付いていた」とつけ加えた。
 次にリストアップされたのは、アルゼンチンのGKエミリアーノ・マルティネスが起こした2つの問題行動だ。マルティネスはゴールデングローブ賞(最優秀GK賞)を受賞したが、表彰式でその金色のトロフィーを股間に当てるという冗談では済まされない度を越したわいせつなジェスチャーをしたため、世界中から非難を受けた。
 またアルゼンチンのメンバーは、試合後にロッカー内でシャンパンを飲むなど、1時間以上にわたって大騒ぎしたが、ここでもマルティネスは、「エムバペに黙祷を!」と叫び、その様子が仲間のインスタライブに映し出されて大問題に発展していた。
 決勝でハットトリックを達成しながらも大会2連覇を逃したフランスのエースのキリアン・エムバペを侮辱するような“やりすぎ”パフォーマンス。同メディアは、アルゼンチン代表が相手に対して敬意を欠いていたとの非難とともに、この出来事は少しばかり手に負えないように見えた」と批判した。
 4つ目に挙げられたのは、派手な塩振りポーズで有名なスターシェフ「ソルトベイ」ことヌスレット・ギョクチェ氏が、なぜかVIPとして表彰式に出席してW杯トロフィーを手にしたことだ。
 ソルトベイは、トルコやニューヨークなど世界に15店舗を経営しているが、「メッシやディエゴ・マラドーナを含め、アルゼンチン代表の現在、過去の複数のスター選手たちが、彼の所有するレストランでステーキを楽しんでいるが、決勝戦後にVIPとして表彰式に出席したことを納得するのは少しばかり厳しい」と疑問視した。

 

関連記事一覧