表彰された大会MVPのメッシ(中央)、最優秀若手選手のフェルナンデス(左)、最優秀GK賞のマルティネス(右)。マルティネスがこのグローブの形をしたトロフィーを股間に当てて、世界中からひんしゅくを買った(写真・AP/アフロ)
米メディアが指摘した感動のW杯決勝アルゼンチン対フランスの“後”に起きた7つの「場外トラブル」とは?
5つ目に取り上げたのは、フランスのエマニュエル・マクロン大統領と、得点王に輝きながら涙をのんだ同国代表のエース、エムバぺの表彰式での光景だ。
「フランス代表にも奇妙な場面はあった。マクロン大統領が傷心のエムバぺを慰めようとしたが、意気消沈したストライカーに完全に無視された」
パリ・サンジェルマンでプレーしているエムバペは、レアル・マドリードへの移籍話をマクロン大統領の説得で取りやめたほどの親密な関係にあるが、激励に返事できないほどのショックだったのだろう。
6つ目には、カナダ出身の人気ラッパーのドレイクが、ブックメーカーの賭けに敗れたことを取り上げ、「ドレイクは、アルゼンチンの勝利を支持していたが、PK戦での勝利に賭けていなかったため、100万ドル(約1億3700万円)負けたと伝えられている」と報じた。おそらくブックメーカーに大金をはたいた人々の泣き笑いは他にもあったのだろう。
最後にピックアップしたのは、アルゼンチンの優勝で、イタリアのナポリの街が盛り上がっていたという感激のシーン。
「偉大なるマラドーナの信者たちが彼の母国の素晴らしい成功を祝った」と記した。アルゼンチンが誇るスーパースターの故ディエゴ・マラドーナ氏は、1984年から1991年までセリエAのナポリでプレーしてクラブの黄金時代を作り上げ、今なおナポリの人々に愛され続けている。今回のW杯にはイタリアが出場していないこともあって、ナポリ市民は、そのマラドーナ氏の継承者であるメッシ率いるアルゼンチンを応援していたようだ。
(文責・RONSPO編集部)
1 2