今日ゴング!計量でパンツを脱いだ井岡一翔は日本人初の2階級2団体統一王者になれるのか…最大“強敵”WBC王者エストラーダの緊急来場も決定
飯田氏は井岡が勝つためポイントはこう見る。
「ガード、サイドへの動きでフランコの攻撃を止めながらカウンターを狙い、逆にフランコにバックステップを使わせる展開に持っていければペースをつかめる。中盤以降、カウンターを効かせてKOにもっていける可能性もあるかも」
結論は判定勝利、あるいは、終盤のKO勝利。筆者も井岡が最高級の技術戦を制すると見る。フランコは3度対戦したアンドリュー・モロニ―(豪州)との試合で右のカウンターをもらってダウンするシーンもあり、井岡のボディが有効打となり中盤以降にKOにつなげる可能性もあると予想する。
今年は4月のWBA世界ミドル級スーパー王者、村田対IBF世界同級王者、ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)のビッグマッチから始まり、WBC世界ライトフライ級王者、寺地拳四朗(BMB)対WBA世界同級スーパー王者、京口紘人(ワタナベ)の統一戦、井上はノニト・ドネア(フィリピン)との3団体統一戦、12月のポール・バトラー(英国)との4団体統一戦と2試合を行い、統一戦が計4試合もある歴史的な1年だった。しかも、そのすべてがkO決着で、井岡が“大トリ”を務める。
「他の選手が統一戦を戦うのは、素晴らしことだと思うし、降り上がってきたことも事実。毎年戦っている大晦日に、いろんな方の協力で統一戦を実現することができた。今年、最後の日に盛り上がる試合をして必ず自分が勝ちたいと思っている」
井岡にとって11度目の大晦日決戦。ミニマム級時代の2012年に八重樫東(現大橋ジムトレーナー)に判定勝利してWBA、WBC王座を統一している井岡が、2階級2団体統一を果たせば日本人初。歴史的偉業に挑むゴングは、午後5時過ぎに予定されている。
(文責・本郷陽一/RONSPO、スポーツタイムズ通信社)