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プレミアの話題を独占している三笘薫がブライトンの公式サイトで激白した(写真・ロイター/アフロ)
プレミアの話題を独占している三笘薫がブライトンの公式サイトで激白した(写真・ロイター/アフロ)

英国で“時の人”となった三笘薫がブライトン公式サイトで激白…「皆さんに注目されるというプレッシャーを楽しんでいる」

 ヨーロッパを中心とした世界59ヵ国へ、サッカーを含めたさまざまなスポーツを配信する衛星放送局『EUROSPORT』の公式サイトは、今夏の移籍市場で三笘をめぐる争奪戦が起こるだろうと予測。現時点でアーセナルがリードし、移籍金は3500万ポンド(約55億円)と、川崎からブライトンへ加入した際の250万ポンド(約4億円)の約14倍にはね上がったと報じている。
 もっとも、移籍金の急上昇もまだ通過点に過ぎない。
 ブライトンの地元紙『The Argus』は7日、ボーンマス戦後に「彼はいつでもゴールを決められる選手だ。この試合でもそうなると信じていたので、私は最後まで絶対に彼を交代させなかった」と言及したロベルト・デ・ゼルビ監督(43)の最新のコメントを紹介している。
 プレミアリーグでマークした5ゴールを含めて、三笘は公式戦で7ゴールを決めている。W杯カタール大会の直前から三笘をレギュラーへ昇格させ、その上で2桁ゴールを注文し続けてきたイタリア出身の指揮官は、三笘へ求める目標値を上方修正した。
「彼はいま、何点取っている? 7点か。もう得点数の目標を上げなければならないな」
 全幅の信頼を寄せるデ・ゼルビ監督の要求を満たせば、その分だけ三笘の市場価値も上がっていくだろう。もっとも、ボーンマス戦後に「僕たちはさらに前進していかなければいけない」と冷静沈着な口調で語っていた三笘は、ブライトンを勝利に導くプレーだけに集中している。フォア・ザ・チームの精神は川崎時代から、日本代表での戦いを通じて変わらない。
 11日(日本時間12日未明)の次節はクリスタル・パレスのホーム、セルハースト・パークに乗り込む。ロンドン南部を本拠地とするクリスタル・パレスは宿命のライバルであり、ブライトンを結ぶ高速道路の名前を取って「M23ダービー」と呼ばれてきた。
 もっとも、ブライトンのホーム、アメックス・スタジアムで行われる予定だった昨年9月17日の第8節は鉄道ストライキの影響で中止となり、代替開催日もまだ決まっていない。ブライトンの一員として初めて経験する「M23ダービー」の注目度の高さや、チームメイトたちやファン・サポーターが抱く高揚感をも力に変えながら、三笘のチャレンジは続いていく。

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