海外メディアは三笘薫のスーパーゴールに称賛の嵐…「シーズン最高ゴール賞の候補」「最も危険なアタッカー」…移籍したトロサールとの比較論も
英ザ・サン紙は、「アーセナルのファンがトロサールの移籍後のレスター戦での三笘の痛烈なゴールに驚かされる…『我々が契約したウインガ―は違っていたのでは?』との皮肉な見出しを取り三笘のゴールを称えた。
アーセナルは、ブライトンからベルギー代表FWのレアンドロ・トロサール(28)を獲得したばかりだが、「三笘がレスター戦で素晴らしいゴールをもたらした後、アーセナルのファンたちは、ブライトンから獲得したウインガーは間違っていたと感じている」と伝えた。
トロサールではなく三笘を獲るべきだったのでは、の声だ。
記事は「三笘は今シーズン(英国の)南岸で好印象を残しており最近5試合で3ゴールを決めている。トロサールのように彼は左ウイングでプレーして好調なだけに、ブライトンはベルギー選手(のトロサール)の不在に気がついていない」と指摘。
「三笘はこのサイドでの立場をつかみ、レスター相手に決めたこの上なく素晴らしいゴールとともに彼のクオリティーの高さを披露した」と続けた。
同紙はSNS上でのファンの三笘への「畏敬の念を込めた」反応の数々を紹介。「三笘から放たれたのはワールドクラスのプレー」「三笘は本当に素晴らしいウインガー。なんというゴールだ」「三笘はスペシャルだ」などの書き込みが相次いだという。
また「このゴールはアーセナルのファンにブライトンから間違ったウインガーを獲得してしまったのでは?との疑念を起こさせた」としてアーセナルファンの「トロサールはとても優れているが、アーセナルは三笘を獲得すべきだった。今から2年後、彼の移籍金は、今日よりも4倍以上になっているだろう」という声を紹介した。
また別のファンは「三笘薫はもの凄い才能を持った選手。トロサールには何がある?」「トロサールは優れているが、年齢と能力を考えると三笘の方がはるかに良いオプションだった」と悔しがったという。
米NBCスポーツも、レスター対ブライトン戦を報じた記事の中で三笘のゴールシーンを「三笘が左からカットインし、見事な弧を描いたシュートをファーポストの右上隅に流し込んだ。GKがセーブするチャンスはなかった」と表現し、その動画を張り付けた。
さらに「ブライトン(勝ち点31で現在6位)は、レスター(14位)、AFCボーンマス(18位)、クリスタル・パレス(12位)、そしてフラム(7位)など、彼らより明らかに優れたクラブが見当たらないため、ヨーロッパでの戦いにおいて(現在の位置を)キープできる可能性がある。三笘は、モイセス・カイセド(エクアドル代表)の放出を今のところストップしているブライトンの中で印象的なプレーを続けている」と、三笘を高く評価した。
チェルシーが巨額な移籍金を提示してカイセドの獲得に動いているという報道があり、トロサールの放出に続きチームの内部は揺れているが、その中で三笘の活躍がファンの批判をかわす“防波堤”になっているようだ。