吉田麻也が窮地?!守備崩壊の最下位シャルケで“最下位採点”を受けたベテラン日本代表CBの去就が不透明に
吉田が会長を務める日本プロサッカー選手会(JPFA)が創設した、会員である選手が互選でベストイレブンとMVPを選ぶ「JPFAアワード2022」で、吉田はベストイレブンに選出されなかった。板倉滉(25、ボルシアMG)と冨安健洋(24、アーセナル)が選出されたDF部門の顔ぶれに、オンライン対応した吉田は必然の結果だと認めている。
「僕自身も僕には投票していないので。この賞はいままでの実績ではなく2022年のパフォーマンスに対する評価だし、客観的に見て2人は僕よりも賞に値するパフォーマンスをしていた。切磋琢磨という意味で非常にフェアな結果だし、同時にもちろん僕自身にも悔しさがある。なので次にそこへ食い込んでいけるようにチャレンジしていきたい」
第1回の受賞者が発表されたのは今月18日。ヨーロッパでプレーする一人の選手として決意を新たにした吉田だったが、直後に再開したブンデスリーガで状況はさらに悪化した。18チーム中で唯一のひと桁となる勝ち点9で、17位のヘルタBSCとの差は「5」と開いている。このまま精彩を欠けば、新生日本代表の活動にも影響を及ぼしかねない。
カタール大会を戦い終えた直後の段階で、吉田は代表について「まあ、なるようになるでしょう」と選ばれる限りは戦い続ける意向を示していた。
「次の監督次第でしょう。まず次の監督が誰なのかがわからないので」
吉田が日本からドイツへ戻り、練習を再開させた後の昨年末に森保一監督(54)の続投が決まった。指揮官とキャプテンとして、4年あまりに渡って固い絆で結ばれてきた。同時に代表には、その時々のベストのメンバーが選ばれるべきだという掟も理解している。
第二次森保ジャパンは3月24日の国際親善試合(国立競技場、対戦相手未定)から幕を開ける。シャルケの失点禍と最下位への低迷、不透明になりつつある自身の去就、ポジションを脅かすライバルになりうる新戦力の加入とさまざまな懸念を抱えながら、吉田は昨年8月の開幕戦で1-3と完敗したケルンをホームに迎える29日の後半戦初戦へ調整を続ける。