英メディアが三笘薫の“神業“空中ダブルタッチ決勝ゴールを大絶賛…「MITOMAの魔法がリバプールを追い出す」「華奢で目立たないタイプの日本人選手が大変身」
曲芸?芸術?まるで劇画だ。
MITOMAの衝撃シュートに全英が驚愕した。
1-1で迎えた後半のアディショナルタイムの92分。
パスカル・グロスからのフリーキックを左サイドの深い位置で受けたペルビス・エストゥピニャンが、ゴール前ファーサイドにふわっとした山なりのクロスをあげた。待ち受けていた三笘は、右足のアウトサイドで止めると、右足でシュートを狙うと見せてポーンとボールを浮かせたのだ。神業に近い空中フェイント。マークについたジョー・ゴメスを外すと、ボールの落下を待たずに、そのまま浮いたボールを右足でゴール上に蹴り込んだのだ。衝撃の空中ダブルタッチ。両手を広げてベンチ前へと駆け込んだ三笘は、メンバーの歓喜のセレブレーションを受けて、もみくちゃにされて倒された。
ワールドクラスのスキルを披露した三笘のFAカップ初ゴールが、値千金の決勝点となり、ベスト16進出を決めた。FAカップは引き分けに終わるとPK戦は行わずに別日に再試合をするルール。それを避けるために決めにいったという三笘は、「ブライトンに加入して、これまでで最も素晴らしい瞬間だった。ゴールを決めて勝利できてとても幸せだ」とコメントしている。
これで直近11試合の出場で6ゴール2アシスト。
英メディアは絶賛の嵐だ。
英BBCは「三笘のロスタイムゴールがFAカップ前年優勝チームを敗退に追いやる」との見出しを取り、「試合が引き分けに向かう中で、日本のウインガー三笘がレッズ(リバプールの愛称)を驚かす近距離からシュートを放つ前に素晴らしいボールコントロールを見せた」と、試合を決めた三笘の神業ゴールを伝えた。
記事は「シーガルズ(ブライトンの愛称)が予想を覆し続ける」とし「ホームチーム(のブライトン)の懸命なプレーは、三笘の終盤のゴールで報われた」と紹介。
「今月初めにアーセナルへ移籍したレアンドロ・トロサールや、アーセナルからの勧誘を受けて試合から離れているモイーズ・カイセドを欠きながらもインパクトを残し続けているブライトンで、三笘は頭角を現す最新のスター選手となっている」と絶賛した。