ブライトン三笘薫の争奪戦が激化してきた(写真・アフロ)
ブライトン三笘薫の争奪戦が激化してきた(写真・アフロ)

ついに“三笘包囲網”の徹底マークに4戦連発ならず

 同じくブライトンの公式HP上で7日に掲載されたインタビューで、三笘は「いまはチームが勢いに乗るためにも、すべての試合でゴールを決め、あるいはアシストできることを願っています」と語っていた。その意味ではゴールもアシストもできず、チームを勝利にも導けなかったクリスタル・パレス戦でのパフォーマンスには忸怩たる思いを抱いているだろう。
 それでも注目度が増すほどにプレースタイルを研究され、クリスタル・パレスのように対策を講じられる。勝負の世界の“掟”を乗り越え、もっともっと成長してほしい、という思いを込めて、日本代表の森保一監督(54)は8日のオンライン取材で三笘にこう言及していた。
「これから相手に研究されたなかでもシーズンを通して、1シーズンだけじゃなくて2シーズン、もっとといった形でできるように、さらに積み上げていってほしい」
 自らが“囮役”になり、右サイドを活性化させる時間帯が長かったのも、クリスタル・パレスが講じてきた人海戦術に対抗しようと試合中に必死に考えたからにほかならない。
 次節は18日(日本時間19日未明)に、ホームのアメックススタジアムに7位のフラムを迎える。勝ち点35で並び、得失点差で上回っている6位のブライトンにとっては勝ち点3獲得がマストになる一戦で、公式戦で9試合続けて先発を果たし、クリスタル・パレス戦を含めて、直近の4試合ではすべてフル出場している三笘にかかる期待がますます高まってくる。

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