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那須川天心のデビュー戦相手は日本バンタム級4位の与那覇勇気
那須川天心のデビュー戦相手は日本バンタム級4位の与那覇勇気

4.8有明でボクシングデビュー決定の那須川天心に名門帝拳が用意するメイウェザー方式の英才育成プラン!

 本田会長も、デビュー戦をクリアすれば、日本ランキング入りも見えてきて、「1年以内に日本王者」の計画を練っているが、その後の世界挑戦に対しては、急ぐつもりはない。
「フロイド(メイウェザー)やデラホーヤも世界戦までかなりの試合数をやっているんだよ。そうやってボクシングの形を固めた。天心の場合は、誰と戦うかが大事で、慌てて世界をやる必要もない。教えたことを吸収する学習能力が、驚くほど高いので、どういうスピードで成長するかわからないが、まずは、1年間は、しっかりとボクシングの基礎、形を作りたい」
 天心と5年前の大晦日に総合格闘技イベント「RIZIN」のエキシビションマッチで対戦した無敗の元5階級制覇王者のフロイド・メイウェザー・ジュニア(45、米国)は、世界初挑戦まで3年をかけて17戦を戦った。
 史上初の6階級制覇王者となったオスカー・デラホーヤ(50、米国)もバルセロナ五輪の金メダリストのキャリアがありながら、世界初挑戦まで2年で11戦のキャリアを積んだ。大成するボクサーのパターンが、まさにそれで、本田会長は、天心の場合も、そのメイウェザー方式での英才育成プランを考えているのだ。
 今月末から米国合宿に入るが専属トレーナーである元2階級制覇王者の粟生隆寛(38)が同行して、あらゆるタイプのレベルの高いパートナーを呼び、スパーリング中心のトレーニングを行う予定。細かいボクシングテクニックを身につけるまでは、まだチャンピオンメーカーと呼ばれている名トレーナーのロバート・ガルシア(米国)らとのタッグは組ませない。
 天心は、すでに昨年から米国に渡ってボクシング転向の準備に入り、年明けからは、国内ボクサーを相手にスパーリングを積み、9日のプロテストでは、抜群のスピードとテクニックを披露した。
「キック時代よりやっているんじゃないか、というくらいスパーをしている。基礎練習もやっているが、スパーじゃないとわからないことがある」
 キックで培った財産をボクシングに生かしたいとも考えている。天心は、それを「発想力」だと明かす。
「他の人よりも発想力が豊かだと思う。そこは有利になる。ボクシングにはない間合いでのパンチやスタイルを使いたい」

 

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