アルファタウリの角田裕毅はF1参戦3年目の開幕をバーレーンGPで迎える(Getty Images / Red Bull Content Pool)
今日F1バーレーンGP開幕!参戦3年目の角田裕毅は今季こそ悲願の表彰台に上がれるのか…手応えを感じた2つの変化
「自分がやるべきことに集中して、楽しんで走るだけです。1年目はチームメートの存在を意識しすぎて自分の走りができずに空回りして、2年目はその部分は改善できたのですが、シーズンの途中から契約のことでいろいろとあって、肝心なところで焦ってミスを犯してフイにしてしまった。だから、今年こそ強い気持ちを持って、自分のベストをしっかりと出すことだけに集中したいと思っています。自分のパフォーマンスを出し切れたら、良いリザルトがついてくることはわかっています。そのためにマネージャーを雇って、運転に集中できる環境を作りました」
そんな角田が所属するアルファタウリに、テスト期間中に身売りの噂が持ち上がった。しかし、3月1日に、チームは声明を出し、噂を完全否定した。
「株主と会談し、アルファタウリを売却するつもりがないこと、そしてレッドブルが今後もわれわれをサポートしていくことを明らかにした。したがって、一連の噂はすべて根拠がないものだ。チームは昨年以上のパフォーマンスを発揮すべく、シーズン開幕に向けて集中力を維持していく」
とはいえ、火がないところに煙は立たない。今後も噂は立つことだろう。それでも、新しくマネージャーを雇い、コース上の走りだけに集中している角田には、そんな噂話に耳をかす暇はこれからもないようだ。
(文責・尾張正博/モータージャーナリスト)
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