米韓メディアが大谷翔平のひざまずいての連続3ランに驚愕…「すでにシーズン半ばの状態」「漫画の実写版を披露」
WBCでの世界一奪回を狙う侍ジャパンが6日、大阪の京セラドーム大阪で阪神と強化試合を行い、「3番・DH」で先発出場したエンゼルスの大谷翔平(28)が2打席連続の3ランで6打点を叩き出す大活躍を見せて8-1で快勝した。メジャーリーグの規定でここまで試合出場のできなかった大谷が、解禁と同時に見せた“ショータイム”を全米メディアだけでなく韓国のメディアも驚きと称賛をもって報道した。
「ファンが期待していたものを生み出した」
その衝撃は海を渡った。
左膝をつきながら、岡田監督が期待するローテーの“若武者”才木浩人(24)が投じた見送ればボールのフォークをバックスクリーン右に放り込み、さらに次の打席でも“左キラー”としてテストされているルーキー富田蓮(21)がフルカウントから投じた142キロのストレートを見逃さない。
今度は「ちょっと詰まりながらもなんとか力で」(大谷)再びバックスクリーンの右へ運んだ。強化試合に初出場で驚愕の3ラン2発。まだWBC本番は始まっていないが、全米メディアも大谷の母国に凱旋しての活躍を一斉に報じた。
MLB公式サイトは「大谷がチームジャパンの復帰試合で、ひざまずいて本塁打を放つ」との見出しを取り、驚愕の凱旋試合を伝えた。
「大谷が侍ジャパンのユニホームを最後に着用したのはわずか21歳の時で、エンゼルスに入団し米国の地を踏むまだ2年前のことだった」と、書き出し、大谷が最後に日本代表としてプレーしたのが、2016年11月13日のオランダとの強化試合で代打で登場して1打数無安打だったことと、先発出場した前日の12日には5打数2安打で「推測の通り1本塁打を放った」ことを紹介。「2017年のWBCでは代表に入らず、メジャー移籍以来、代表としての姿を見せていなかったが、彼を待つだけの価値があった」として、映像とともに大谷の3ラン2発の活躍を伝えた。
記事は「大谷は、ついに日本の象徴的な白のピンストライプのユニホームを着てファンが期待していたものを生み出した。最初の打席では三振だったが、3回の阪神の才木を相手にした打席ではミスをしなかった。左膝を崩さなければならなかったにもかかわらず、二刀流スターは、センターのフェンスを越える高い打球を打ち上げ3ランにした」と3回二死一、二塁からの1本目を紹介。
さらに「2イニング後に大谷はまた再びやってのけ、センターのフェンスを越える特大の本塁打を打った。今度はひざまずく必要のなかった一打だった。大谷は侍ジャパンの新たなチームメートとなったラーズ・ヌートバーが試合前に教えたペッパーグラインダーのポーズでも祝った」と続け、カージナルスでヌートバーが行っている代名詞とも言えるパフォーマンスのペッパーミルを回す仕草を三塁ベースを回ったところで大谷が真似たことを紹介した。