ヌートバーが5回に超ファインプレーで日本のピンチを救う(写真:AP/アフロ)
ヌートバ―の“侍魂”と韓国から消えてしまっていた気迫…3点をリードされた日韓戦が13―4の大差に終わった焦点とは?
ヌートバーがチームに根付かせた“ペッパーグラインダーポーズ”はファンにまで浸透してドームを埋めたファンも同じパフォーマンスをして盛り上がっていた。まさにペッパーグラインダーポーズが日本を一つにしている。
ヌートバーも「チームメイトとファンにも受け入れてもらえてうれしい。一体感があるセレブレーションになっているので続けていきたい」と言う。
栗山監督は「ヌートバーレベルのメジャーを呼ぶのではあれば日本人外野手を選んだ方がいいのでは?」の批判があったにもかかわらずヌートバーの代表入りに尽力した。そこには戦力という枠を超えて「スポーツには国境がない。彼の活躍が野球のレベルを上げるし野球の幅を広げる。子供の時に一緒に遊んでいた人と戦争なんかする気なんて絶対におきない」という壮大な夢があった。大谷が“リアル二刀流”なら、ヌートバーは“リアル侍”。リードオフマンのヌートバーが示す気迫、闘争心、全力プレー…そして何より大谷同様に明るく楽しく野球をやっている姿が侍ジャパンを世界一へと導く道標になるのかもしれない。