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中国戦との開幕戦は“二刀流”大谷翔平の投打における活躍で突破したが世界一奪回への課題も残した(写真・CTK Photo/アフロ)
中国戦との開幕戦は“二刀流”大谷翔平の投打における活躍で突破したが世界一奪回への課題も残した(写真・CTK Photo/アフロ)

球界大御所は「WBCで侍ジャパンの優勝は難しい」と激辛見解…岡本の「最高です」7連発のお立ち台に「なんだあれは?」

 準決勝の相手はメキシコとプエルトリコの勝者。そして、その難関を勝ち抜いた先の決勝には、準々決勝で対戦するベネズエラと米国、そして、すでに準決勝進出を決めているキューバのいずれかが待ち受ける。
 米メディアの間では、日本が優勝候補として急浮上。ブックメーカーのオッズ(ウイリアムヒル)でも日本が2.50倍でトップ。次いで米国の3.10倍、ベネズエラの5.50倍となっている。だが、広岡氏は、こう断言した。
「メキシコでもプエルトリコでも厳しい相手。ハッキリ言って優勝は難しい」
 メキシコは1次ラウンドで米国を撃破。プエルトリコも最終戦で優勝候補の筆頭にあげられていたドミニカ共和国を5-2で下すなど両チームとも“死の組”の激戦を勝ち上がってきた。
「これまでの相手とはガラっとレベルが変わる。メジャーリーガーはレギュラーシーズンが最優先でWBCにはイベント感覚で集まっているが、メキシコやプエルトリコ、ベネズエラのような中米諸国は、ちょっと色合いが違う。何百億円という契約を持つメジャー軍団の他に、まだこれからのメジャーやマイナーリーガーが混じっていて、チャンスをつかもうというハングリーさを持っている。国民気質からか一致団結する力もある。実力でいえばプエルトリコだろうが、メキシコには一発勝負の強さがある」
 メキシコが米国をコールド寸前に追い込んだ試合では、2019年にオリックスをドーピング違反で退団となり。昨年8月にようやくメジャー昇格したナショナルズのジョーイ・メネセスが、3番に抜擢されて2本塁打5打点の大活躍をした。彼も典型的なハングリーな選手だろう。
 さらに広岡氏は、「メジャーの各球団は、投手をWBCに出すことには消極的で、投手陣については、どこもドリームチームとは言えないが、メジャーのトップクラスは数人いて、ここまで日本が対戦してきた相手のように簡単に点は取れない」と警鐘を鳴らす。
 プエルトリコは通算205セーブの“守護神”メッツのエドウィン・ディアスがドミニカ戦で9回を三者連続三振に斬って勝利を決めた直後、歓喜のジャンプ中に右膝に全治8か月の重症を負い、ショッキングな戦力ダウンとなった。しかし、他にも、昨年67試合に投げて、防御率2.54、23セーブのツインズのホルヘ・ロペスや、パイレーツで昨季51試合登板のデュアン・アンダーウッドJr.、防御率2.21のツインズの左腕ジョバニ・モランなどがいてブルペン陣は豊富だ。打線には、トップバッターにメッツの球宴4度出場のフランシスコ・リンドアが控え、今大会も打率.467と絶好調。横浜DeNAのナフタリ・ソトも3試合にスタメン出場している。

 

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