米メディアが2023年MLB選手ランキング1位に大谷翔平を選出…「迷うことなく予想すると2度目のMVPを獲得するだろう」
日本が優勝したWBCで大会MVPに選ばれたエンゼルスの大谷翔平(28)がチャーター機でチームのキャンプ地のアリゾナに入り、30日(現地時間31日)のアスレチックスとの開幕戦登板へ向けての調整に入った。CBSスポーツが独自に選んだ2023年の選手ランキングで1位に選ばれるなど、さらに注目が集まっている。
ダルビッシュは90位
大谷は、休む暇もなくパドレスのダルビッシュ有と共にチャーター機でアリゾナに移動、そのまま車でテンピのエンゼルスのキャンプ地に入った。米国との決勝では「3番・DH」で先発出場し、1点リードの9回に2016年以来の抑えのマウンドに立った。最後のバッターは、同僚のマイク・トラウトとの夢のスーパースター対決。空振りの三振に打ち取り、胴上げ投手となったが、1週間後に迫ったアスレチックスとの開幕戦に向けて現地時間の24日(日本時間25日)にマイナーを相手に調整登板する予定だ。
米メディアの関心もWBCからシーズンに向けてシフトしているが、WBCの活躍でさらに大谷への注目度はアップ。CBSスポーツは開幕を前に独自に2023年度のMLB選手トップ100のランキングを発表して1位に大谷を選出した。
同メディアは、「二刀流のスーパー(超一流の)スターは、過去2シーズンで打席とマウンドで高いレベルでパフォーマンスを披露してきた。昨シーズン、大谷は特に投手として制球力のレベルを伸ばした。迷うことなく予想すると、彼は2023年に2度目となるア・リーグMVPを獲得するだろう」と、大谷の今季のMVP獲得を予想した。
ちなみに2位が昨年のMVPで62本塁打を放ったアーロン・ジャッジ(ヤンキース)で3位が、WBCで米国代表の主将を務め、大谷と夢対決したトラウトで、4位が米国代表の1番打者で、大谷に二ゴロ併殺打に打ち取られたムーキー・ベッツ(ドジャース)、5位がフアン・ソト(パドレス)だった。ダルビッシュは90位にランクイン。「ダルビッシュは今36歳で、年齢に関することで通常起こることに対して抗っている。つまり、彼は2022年に200イニングに迫り、防御率3.10で奪三振/四球の比率は5.32だった。彼はまた速球で大きなスピンを誇っている」との説明を付け加えた。
MLB公式サイトも大谷の特集記事を掲載。
「我々は大谷の絶頂期をまだ見ていない可能性はあるだろうか」との見出しを取り「選手の価値を総合的に表す指標」「選手の勝利への貢献度指数」などとして知られるWARで、MLB史上8人目となる3年連続の9点超えを果たす可能性があることを指摘した。