横浜DeNAに入団したサイヤング賞投手のバウアー。新球スプリットチェンジで“村神”斬りだ
なぜ4月デビュー予定の横浜DeNA超大物バウアーは“WBC優勝戦士”村上との対戦を熱望したのか…“魔球”スプリットチェンジを引っ下げて日本上陸
“村神様”は横浜DeNAにとって天敵だ。
昨季は打率.333、9本塁打、24打点とカモにされた。優勝したヤクルトと最大17.5ゲームを離されながら驚異のホーム17連勝の快進撃を見せ、4ゲーム差に迫ったが、8月26日からの直接対決の3連戦に3タテを食らいV戦線から遠ざかった。その3連戦で村上に4発9打点と打ちまくられた。バウアーが“村上キラー”になってくれれば、ヤクルト対策も立てやすくなる。彼が会得した新球のスプリットチェンジは左打者に有効なのである。
過去にサイヤング賞投手としては、1962年にドジャースなどで活躍したドン・ニューカムが中日でプレーしたことがあるが、野手としての来日で投手登板は1試合だけ。また2012年にはメジャーで最多勝タイトルを取ったブラッド・ペニーがソフトバンクに入団したが、わずか1試合に登板しただけで肩を痛めて3か月で退団している。本物の超大物がNPBに来ればどれだけやるのか。バウアーのデビューが待ち遠しい。
(文責・RONSPO編集部)