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ブルージェイズ菊池雄星との花巻東高の“先輩後輩対決”を制して今季3号を放った大谷翔平。今オフの移籍先の大穴としてカブスが浮上(資料写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
ブルージェイズ菊池雄星との花巻東高の“先輩後輩対決”を制して今季3号を放った大谷翔平。今オフの移籍先の大穴としてカブスが浮上(資料写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

米メディアは大谷&トラウトのアベック弾の合計飛距離269mに驚愕…敵地紙も「とてつもない豪打の餌食になった」と脱帽

 エンゼルスの大谷翔平(28)が2日(日本時間3日)、敵地でのアスレチックス戦に「3番・DH」で先発出場し、5回の第3打席で今季初アーチとなるソロ本塁打を右中間に放り込んだ。2番のマイク・トラウト(31)が2ランを放った直後の初球を打ってのアベック弾。開幕戦は大谷が好投したにもかかわらず逆転負けを喫したが、チームは2人のビッグスターの活躍で6-0で勝利し、前日のゲームに続き連勝した。大谷は2三振を含む4打数1安打1打点だった。米メディアは“TO砲”の競演に沸き立った。

 ネビン監督「初球の変化球をよく見て捉えた」

 WBCで夢対決を演じたトラウトの一発に乗せられたのか。5回に2番打者のトラウトがバックスクリーンの壁にぶつける飛距離434フィート(約132メートル)の特大の2ランを放った、その直後だ。
 大谷は、先発した左腕のケン・ウォルディチャックが初球に投じた内角低めの難しいスライダーをすくい上げた。高々と舞い上がった打球は、またもや右中間席にある壁にぶつかり、外野に跳ね返ってきた。
 大谷の飛距離は447フィート(約136メートル)。6-0とリードを広げて、チームに連勝をもたらした。
 全米メディアもスーパースターの競演に注目した。
 MLB公式サイトは「トラウトー大谷。2球続けての881フィート(約268メートル)の連続本塁打」との見出しを取り、「エンゼルスのスーパースターのトラウトと大谷が今シーズン早くも豪打を見せた。ここまでチームの本塁打はゼロだったが、開幕シリーズでの勝ち越しを確定する2球続けての連続本塁打を放った5回に、それ(本塁打ゼロ記録)は即座に塗り替えられた。トラウトはセンターに132メートル、大谷は右中間に136メートル飛ばし、2つの巨大な打球は、合わせて268メートルに達した」と伝えた。
 同サイトは、「大谷は土曜日に(藤浪晋太郎から)レフトへレーザーのような打球を放ってフェンス直撃のタイムリーとしたが、本塁打は逃していた」と紹介。
 フィル・ネビン監督の「(本塁打は)よく飛んだ。良いスイングだった。初球の変化球に対して彼が球をよく見て捉えたのは明らかだ。我々は正しい球に対してスイングをしている。それができていれば、得点をたくさん取れるだけの良さとタレントを持っている」というコメントを紹介した。
 そして「大谷は、打率.333(12打数4安打)、3打点と好スタートも切っている。昨年であればアウトとなっていたであろうゴロの安打を2本放っており、彼は、守備シフト撤廃の恩恵を受けている」と続け、“大谷シフト”が禁止となったことが、高打率につながっていることを伝えた。
 ロサンゼルスタイムズ紙は、「ローガン・オハピーの本塁打でほろ酔いのエンゼルスがアスレチックスを再び圧倒」との見出しを取り、「最初はルーキー捕手のオハピーだった(4回にメジャー初本塁打となる3ラン)。それからトラウト、そして、もちろん大谷。3本塁打で6点を稼ぎ出して素晴らしい投球をしたタイラー・アンダーソンを援護した」と伝えた。
 記事は、大谷の本塁打について「大谷は初球を本塁打にした。観客席のエンゼルスのファンたちは、トラウトの本塁打の歓喜を終えておらず、トラウトは、本塁打を祝う(麦わら)帽子を次の大谷の祝福に必要とするため、わずかな時間だけしかかぶれなかった」との表現で、連続アーチの衝撃を伝えた。

 

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