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レッドソックスの吉田正尚がグリーンモンスター越えのメジャー初本塁打(写真・AP/アフロ)
レッドソックスの吉田正尚がグリーンモンスター越えのメジャー初本塁打(写真・AP/アフロ)

吉田正尚の「マッチョダンベル」がレッドソックスの本塁打儀式の正式グッズに決定!

  レッドソックスで開幕から4番を打ち存在感を示す吉田正尚(29)がチームの儀式まで変えてしまった。各チームが本塁打を打った選手に対するセレブレーションを色々と工夫しているが、レッドソックスは、これまでの洗濯物入れのカートを使った儀式を止め、吉田のオリックス時代のグッズの“マッチョダンベル”を使用することにした。地元紙リパブリカンが運営するニュースサイトMassLive.comが詳しく伝えたもの。ちなみにグッズを持ち込んだのはアレックス・コーラ監督(47)で、チームの儀式にしようと呼びかけたのは、ベテランのジャスティン・ターナー(38)だという。吉田は5日(日本時間6日)、本拠地でのパイレーツ戦に「4番・レフト」でフル出場したが、4打数無安打に終わり、守備ではメジャー初失策も記録し、チームは1-4で敗れて3連敗を喫した。

 これまでは洗濯物入れカートで本塁打儀式

 “マッチョマン”吉田のグッズがチームの本塁打儀式に採用されることになった。吉田は3日(日本時間4日)に本拠地でのパイレーツ戦で1回にレフトフェンスの通称「グリーンモンスター」を越えていく特大のメジャー1号を放ち、その際、ベンチで、祝福の儀式としてオリックス時代のグッズである「マッチョダンベル」を手渡された。
 吉田は、空気で膨らませるチームのロゴと吉田の名前と背番号7が入った金色の「マッチョダンベル」を持って喜びを表現したが、その回、トリストン・カサスが続けて本塁打を放った際にも、その「マッチョダンベル」が本塁打儀式に使用された。
 地元のニュースサイトMassLive.comによると、これまで3シーズンは、ケビン・プラウェッキーが発案した洗濯物入れのカートに乗るというユニークな本塁打儀式が採用されていた。
 メジャーではエンゼルスが今季から麦わら帽子、パドレスがメダルをかけるなど、チームの一体感を作り上げるための本塁打儀式が盛んだが、レッドソックスでは、そのプラウェッキーが、ナショナルズに移籍したという事情もあり、今後、この「マッチョダンベル」を掲げることをチームの本塁打儀式に正式採用することを決定したという。
 発案したのは、ドジャースからFAでレッドソックスに移籍してきた38歳のベテランでクリーンナップを任されているターナー。
 同メディアにクリスチャン・アローヨは、「あれ(マッチョダンベル)は、すべて“マッチョマン”の吉田のためのものだと思う。彼をあのようにイメージさせたくて、我々はダンベルを手にした。ターナーが、奇抜なアイデアを思いついて、『本塁打の後にこれをやろう』となった。プラウェッキーが移籍した後に洗濯物入れのカートを使った祝いは止めることになった。あれは素晴らしかったし、とても楽しかったけれど、彼がいなくなった今は(続けることが)正しくない感じがした。(プラウェッキー)が始め、彼が作り上げたものだからね。ダンベルを使うのは新しいことだと思う。何度か(ダンベルを)持ち上げて、ダグアウトを歩いて、みんなで喝采を送るんだ」と説明している。

 

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