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レッドソックスの吉田正尚がグリーンモンスター越えのメジャー初本塁打(写真・AP/アフロ)
レッドソックスの吉田正尚がグリーンモンスター越えのメジャー初本塁打(写真・AP/アフロ)

吉田正尚の「マッチョダンベル」がレッドソックスの本塁打儀式の正式グッズに決定!

 持ち込まれた「マッチョダンベル」は、レッドソックスのフロント幹部であるガス・クアトロバウム氏とダン・メイヤー氏が、吉田との契約交渉に臨む際に、オリックス時代の愛称とファンが「マッチョダンベル」のグッズを持って応援していることを調べて購入し用意したもの。コーラ監督は、12月に、そのダンベル2組を受け取り、ウィンターミーティングで、吉田が5年9000万ドル(約118億円)の契約に合意した後にも保管していた。コーラ監督は、それを吉田が初本塁打を打った際の儀式に使おうとベンチに持ち込んでいたという。
 コーラ監督は「マサとオンラインで面会したとき、誰かが私にくれたんだ。私はただそれを手元に持っていた。スカウティングの関係者や、日本に行った関係者も持っていて、チームの周りに、ずっとあったものだった。それを月曜日の祝いで利用した。これ(マッチョダンベルの本塁打儀式)が、今週、今月、シーズンと続いていくのかどうかは分からないが、少なくとも今はみんなやっているよね」と説明している。
 吉田は、まだ英語が堪能ではなくチームメイトとの会話も通訳を通じて行われるそうだが、チームメイトは吉田との理解を深めようと意識的に努力。アローヨは、「マサはとても話しやすくて、とても気楽にチームメートになることができる。彼は目標に厳格でそのプロセスをとても重視している。自分自身のコントロールの仕方や、その日の試合に向かうやり方は、とても特別なものだ。言葉の壁はあるが、時間とともに彼は慣れていくだろう。今、彼は、我々のチームの一員で大きな存在だ。彼と一緒になって戦い、ゆとりを持ってもらうことはとても大切なことだ」とコメントしている。
 また吉田を「ヨシ」と呼ぶか「マサ」と呼ぶかのニックネーム問題もチーム内では話題となっていて、コーラ監督は、「マサか、ヨシか、(打席に向かう)音楽もハッキリとしなければならない。(ヨッシーのキャラクターがいる)マリオの映画も公開される。映画が上映されるのだから、(彼のニックネームは)ヨシにすべきで、そうすれば、彼はまた金を得ることができる。さらに大金だ。私はそう見ている。もし私が彼であれば、『ただヨシと呼んでくれ』と言い、後は代理人に任せるだろう」と冗談を交えて、「ヨシ」という呼び名を推奨していた。
 新戦力の吉田が名門のレッドソックスに新しい風を吹きこんでいる。

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