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那須川天心のボクシングデビューに米メディアも注目(写真・山口裕朗)
那須川天心のボクシングデビューに米メディアも注目(写真・山口裕朗)

「メイウェザー戦とは別人の自信」全米メディアは那須川天心のボクシングデビュー戦勝利を絶賛…「インパクトのある勝利」

 ボクシング専門サイトのBoxingscene.comは「那須川がポイントで上回りプロボクシングのデビュー戦勝利」との見出しを取り、「現代史の中で最も偉大なキックボクサーの1人が、ついにボクシングで甘い思い出を得た」と天心のデビュー戦を伝えた。
 記事は「大会プロモーションの牽引役として注目を集めた試合を通して、はるかに正確なパンチが那須川によって放たれた。与那覇は、右のパンチが当たった瞬間もあったが、その場面でも左のカウンターをもらった。那須川はボディーも絡めていたが、初のボクシング公式戦を通して、左のパンチに大いに依存していた。2連敗で12勝5敗1分け(8KO)だった与那覇を突き放すには、それで十分だった」と試合内容を紹介。
「この試合はエキシビジョンの2試合で両方とも(勝って)手を上げることなく終わったボクシングでの過去のリングよりも、那須川にとってはるかに前向きな思い出をもたらすことになった」と続け、キックボクサ―時代にメイウェザー戦などのボクシングのエキシジョンマッチで勝てなかった天心が本格転向で大きな進化を見せていたことに注目した。
 また「那須川は10年のキャリアを通じてパーフェクトの44勝0敗の戦績を積み上げたキックボクサーとしてのレガシーがある。彼は、10代前半の頃から今年初めにようやく契約を果たした帝拳プロモーションの本田氏を含め、日本のほぼすべての主要プロモーターによる争奪戦となっていた」とも記した。

 ボクシング専門サイトのWorld Boxing Newsは「キックボクサー(の那須川)がメイウェザーにKOされた後、素晴らしいボクシングデビュー」との見出しを取ってデビュー戦を報じた。
 記事は「キックボクシング界のレジェンドである那須川が正式なボクシングデビュー戦で素晴らしい戦いぶりを披露し、メイウェザーのKO敗戦から復活した」と紹介。
「天心は(ボクシングの)経験ではるかに勝る与那覇勇気を6ラウンドの判定で破った。24歳(の那須川)は3-0判定の中で、輝く瞬間を披露した。スーパーバンタム級で戦いを始めた天心は、初戦で相手を圧倒した後、速やかに(ボクシング界へ)インパクトを残そうとしていくだろう」などと記した。今後も天心の第2戦、第3戦、そして世界へ向かっていく戦いの行方に世界のボクシングファンが注目していくことになる。

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