「驚きの代表漏れを決めた森保監督が今は熱心だって?」セルティック古橋亨梧の得点王独走23ゴール目に地元紙は皮肉?!
会見における指揮官発言の前後を読めば、一回の活動で招集できる人数が限られ、そのなかでさまざまなトライをしていくうえで、今回は古橋と旗手が選外になったとわかる。リーグのレベルうんぬんに関しても決してスコットランドに限定した発言ではなかったと思われるが、あまりにもネガティブな響きを伴っていたがゆえに失言として独り歩きしてしまった。
必然的にネット空間をへて森保発言はスコットランドに伝わり、地元メディアだけでなくポステコグルー監督も不快感を示したと報じられた。その森保監督は14日にヨーロッパへ出発。視察先のひとつに、5人の日本人選手を擁するセルティックも含まれているとされる。
地元メディアの「THE SCOTSMAN」は「日本代表監督が視察と会談を希望するも、ポステコグルー監督の反応に懸念の声があがっている」として、こう伝えている。
「森保監督の選考は波紋を呼んだが、特に古橋が選外となった点には驚きの声が上がった。森保監督は理由のひとつにスコットランドサッカーのレベルをあげたが、いま現在はセルティック側とコンタクトを取ることに熱心だとされる。日本代表監督はポステコグルー監督との会談を希望していて、その場で『古橋は常に代表の候補に入っている』と伝えるつもりだ」
レンジャーズとの勝ち点差の関係から、セルティックは残り6試合で勝ち点を7ポイント積み上げればリーグ戦の連覇が決まる。古橋自身はカップ戦を合わせた公式戦のゴール数を「29」にまで伸ばしているが、実はキルマーノック戦の前半22分には普段は任されないPKキッカーを託され、相手キーパーの逆を突く一撃を放ちながら左ポストに当てて外している。
それでも、驚異的なペースで量産を続ける古橋ならば、公式戦のゴール数を「30」に到達させ、得点王に当確ランプを灯すのも時間の問題だろう。クリンスマン監督とは対照的なイメージ色濃く与えてしまった森保監督の視察行程はまだ正式に決まっていないが、約1カ月のヨーロッパ滞在中にセルティックの連覇と古橋の勇姿をダブルで目の当たりにするかもしれない。