• HOME
  • 記事
  • 野球
  • 「ジャッジとの対決は大谷が一方的(勝利)だった」辛口NYメディアが大谷翔平の2ラン&盗塁を絶賛…敵将は「スピード」を称える
NYに登場した大谷翔平は先制2ラン&盗塁の活躍でヤンキースに苦杯をなめさせた(写真・AP/アフロ)
NYに登場した大谷翔平は先制2ラン&盗塁の活躍でヤンキースに苦杯をなめさせた(写真・AP/アフロ)

「ジャッジとの対決は大谷が一方的(勝利)だった」辛口NYメディアが大谷翔平の2ラン&盗塁を絶賛…敵将は「スピード」を称える

 ニューヨークデイリーニューズ紙も、「ベーブ・ルースが、初代のヤンキースタジアムで、新球場の初本塁打となる祝砲を放ってからちょうど100年後、別の二刀流として大騒ぎとなっている大谷が本塁打を放った」と、ヤンキースタジアムの100周年に大谷が放った2ランをベーブ・ルースを引き合いに出して報道した。
「今オフFAとなるエンゼルスのスーパースターがシリーズ初戦で、彼の左打ちのパワーをいきなり見せつけた。(今オフに移籍し)ピンストライプに袖を通す大谷を夢見るヤンキースのファンたちは、火曜日夜、現代のヤンキースタジアムでの一撃をもって彼が何をできるかをしっかりと目にした」などと称えた。
 同メディアは「ブーン監督が、大谷の最も話題にならない技術に畏敬の念を抱く」との見出しを取った別記事を掲載して、5回に決めた今季初盗塁にフォーカスした。
 記事は「すでにMVP、新人王、2度のオールスター出場と輝いているエンゼルスの二刀流選手は、投打で実力を発揮し、世界中の観客を驚かせた」とし、ヤンキース戦を打者としては打率.298、OPS+142、3本塁打、9打点、今回のヤンキースとのシリーズでは登板しないが、投手しては、4試合に先発し、21イニングで防御率0.86、27奪三振の成績で迎えたことを紹介。その上で「ブーン監督を最も感心させているのは、大谷のもう一つのスキルだ」としてブーン監督の試合後のコメントを掲載した。
 大谷は2018年にエンゼルスに移籍して以来、新型コロナウィルスの影響で試合数が短縮された2020年を除き、毎年10個以上の盗塁を記録していることを伝え、「ブーン監督は、大谷が指名打者や投手でなければ、エリート中堅手として活躍できるのではないかという疑問を抱くようになった」と明かした。
 さらに同メディアは、「昨季のMVP投票でジャッジに続く2位だった大谷は、ヤンキースタジアムで攻撃的な成功を収めている」とした上で、今オフの“FA争奪戦”にヤンキースが参戦する可能性について伝えた。

「他のすべてのチームのようにヤンキースもまた今オフにFAとなるこの選手がラインアップやローテーションに加わる恩恵を受けることができるだろう。もちろん、彼の能力を獲得するためには大金を積む、もしくはこの夏のトレード期限で可能となれば有望選手が必要となり、この唯一無二の選手へ向けた争奪戦が起きることは確かだろう」
 ヤンキースvsエンゼルスのニューヨークシリーズは、日本時間20、21日と2試合続く。”大谷狂騒曲”がまだまだ敵地を揺るがしそうだ。

関連記事一覧