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NYに登場した大谷翔平は先制2ラン&盗塁の活躍でヤンキースに苦杯をなめさせた(写真・AP/アフロ)
NYに登場した大谷翔平は先制2ラン&盗塁の活躍でヤンキースに苦杯をなめさせた(写真・AP/アフロ)

ジャッジまで「大谷翔平が(FAで)どこに行くか楽しみだ」ヤンキースで話題独占の大谷FA動向…NY紙はエ軍監督「どこでも成功する」“意味深”インタビュー掲載

 その上で、ネビン監督の以下のコメントを紹介した、
「最もいい言い方をすれば、彼はどこでも成功できるだろうということだ。フィールド外のことでも、広告面でも彼は大丈夫だろう。大きなマーケットでも小さなマーケットでも彼を悩ませることはない。今考えられる限りの場所で彼を見る限り、影響は全くないだろう」
 つまりヤンキースのような注目を集める人気チームでも大谷が活躍できることを示唆したのである。またネビン監督と同じくヤンキースで長年コーチを務めていたマーカス・テームズ打撃コーチも「彼は大丈夫だと思う。多くの選手を見てきたが、彼は問題ない。何も悩ませるものはないだろう。彼は自分の仕事に向かってただ取り組むだけだ」と、たとえヤンキースのような人気チームに移籍しても活躍できることに太鼓判を押したという。
 メジャーの監督は契約問題にはタッチしないとはいえ“引き留め断念”とも取れる意味深なコメントだ。
 ただ同紙によると、昨季までの大谷のヤンキースタジアムでの成績は思わしくなく、打者としては、41打数5安打(打率.139)で3本塁打、13三振、OPSは.661で、他のアウェーゲームで、これより悪い数字は、シアトルでのOPS.651だけ。また投手としては、さらに成績が悪く、過去に2度先発しているが、炎上したためイニング数も3回2/3で11失点(防御率27.00)、3本塁打を被弾している。本拠地のアナハイムで通算34試合の先発で防御率1.95だから、ヤンキースタジアムとの相性は決してよくない。
 同紙の指摘に対してネビン監督は、「彼はここでは良い投球をしておらず、多く打てていないが、試合数はわずかだ。心配はしていない。彼の左打ちのスイングは、ここでも通用して、ライトへライナーを飛ばすことができるだろう」と不安を打ち消している。
 また同紙は「ヤンキースやメッツ、もしくは、その他の主要メディア市場のあるチームと契約した際に、大谷にとって難しいところは、現在は登板した後のみ(メディアの公式会見に)応じることが、通例のエンゼルスと異なり、より多くの取材対応をしなければならなくなることだ」という指摘したが、「28歳(の大谷)は、これまですべての課題にしっかりと応えてきた」という言葉で結んだ。ネビン監督は契約問題にタッチすることはなく傍観する立場ではあるが、NYメディアは、二刀流スターのヤンキース移籍の可能性を熱望するファンへ伝えたかったのかもしれない。
 今日20日のNYシリーズ第2戦、明日21日の第3戦で活躍すれば、大谷のヤンキース待望論がますますヒートアップするのかもしれない。

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