W杯でアルゼンチンを世界一に導いたパリ・サンジェルマンのメッシを古巣のバルセロナが復帰させる計画を練っている(写真・AP/アフロ)
メッシを古巣バルサが約37億円の2年契約で獲得へ…スペイン紙報道…2年ぶり復帰の可能性は?
さらにはアメリカと中東サウジアラビアからも関心を示されている。前者は元イングランド代表MFデビッド・ベッカム氏が共同オーナーを務めるインテル・マイアミ。後者のアル・ヒラルは年俸4億ユーロ(約588億8000万円)もの仰天オファーで、同国のアル・ナスルに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドと並び立てる青写真を描いている。
そして最後にして本命視されるのが古巣バルセロナへの復帰となる。かつての盟友で、現在はバルセロナを率いるシャビ・エルナンデス監督も「一緒に仕事をしたい」と公言しているなかで、シーズンの大詰めを迎えて、いよいよ具体的な動きが明らかになってきた。
メッシ自身はヨーロッパでのプレーを継続させたいと望んでいる、と複数のメディアで報じられている。スペインメディアの「BESOCCER」は、先週末に「ルイ・ヴィトン」が主催するイベントに出席したメッシが、自身の去就についても言及したと伝えている。
「私にとっての地平線とは、未来に目を向けながら自分の想像力を解き放つことだ。次に何がやって来るのか、何が起こるのか、少し想像してみることだ。僕はそれを考えるのが、自分に起こりうることを考えるのが好きなんだ。ただ、次に何が起こるのか、自分の未来がどうなっているのかはわからない。最終的には神が望むものになるはずだ」
メッシが2シーズン目を迎えているパリ・サンジェルマンはリーグアンで、一度はメッシと別々の道を歩んだバルセロナはラ・リーガ1部で、ともに2位以下に勝ち点で大差をつける独走で首位に立っている。優勝までカウントダウンに入ろうとしている、まさにシーズンのクライマックスを迎えたなかで、ピッチの外での動きも風雲急を告げてきた。