「どれくらいの期間チャンスを与え続けるつもりなのか」米メディアが8失点KOの藤浪晋太郎を辛辣批判…「状況を好転させねばブルペン(中継ぎ)行き」
地元紙「The San Francisco Chronicle」のアスレチックス担当記者、マット・カワハラ氏が試合後に更新した自身のツイッター(@matthewkawahara)によれば、8.08まで悪化したアスレチックスのチーム防御率は今シーズンに限らず、1901年以降のメジャーの長い歴史で、開幕から21試合を終えた時点の数字としても「ワーストにランクされる」という。
チーム防御率の下落に大きく寄与しているのが、失点および自責点がメジャーワーストの「23」を記録している藤浪となる。開幕から21試合続けて先発投手に勝ち星がつかず、球団ワースト記録だった「13」を大きく更新しているアスレチックスはすでに、開幕ローテーションの一角を担っていた右腕ジェームズ・キャプリーリアンを中継ぎに配置転換させている。
MLBの公式サイト「MLB.com」はタイトルに「コッツェイ監督は今後、藤浪の役割を再評価すると語った」と打った記事を配信。そのなかで試合後に「藤浪を再び先発させるのか」と問われたコッツェイ監督のコメントを報じている。
「それについては、少し時間がほしい。いまの計画は彼を再び評価することだ。すべてはテーブルの上にある。しかし、明らかに今夜するべきことではない」
同メディアは試合後の藤浪のコメントも報じている。
「藤浪は土曜日の先発を総括する際に、多くを語る必要はなかった。『自分にとって悪い一日だった』と語った藤浪は、さらに『今夜は速球でストライクを取ることができなかった。メカニックを調整して、次回はもっと上手くいくようにします』と続けた」
これまで通りに中6日のローテーションが組まれれば、本拠地オークランド・コロシアムにレッズを迎える29日(日本時間30日)の一戦が次回登板となる。しかし、評価できる要素が何ひとつなかった4度目の先発が背信投球になった代償として、地元メディアは藤浪の先発としての適性を疑い、コッツェイ監督の方針も揺らぎかねない事態を招いている。