久保健英にビッグクラブ移籍可能性が浮上…レアルマドリード、バルセロナ、アーセナルらが候補と海外報道
レアル・ソシエダに所属する日本代表MF久保建英(21)が、今シーズン終了後にビッグクラブへ移籍する可能性があると、スペインのサッカー専門メディア「El Gol Digital」が22日(日本時間23日)に報じた。久保に興味を示しているクラブとして、同じラ・リーガ1部のレアル・マドリードとバルセロナ、プレミアリーグのアーセナルをあげた同メディアは、さらに「日本人選手には魅力的なオファーがあり、来シーズンもチームに残るのは難しい」と伝えている。
「クボがレアル・ソシエダに最終決断を伝えた」
シーズンが佳境を迎えているなかで、ソシエダで好パフォーマンスを演じ続けている久保が、ビッグクラブへ移籍する可能性が高まったと報じられた。
スペインのサッカー専門メディア「El Gol Digital」は、タイトルに「タケ・クボがレアル・ソシエダに最終決断を伝えた」と打った記事の冒頭で次のように伝えている。
「日本人選手には魅力的なオファーがあり、来シーズンもチームに残るのは難しい」
すでに久保自身が移籍を決め、チームを去る意思をソシエダ側へ伝えたと報じた記事は、久保の獲得に興味を示しているクラブとして同じラ・リーガ1部のレアル・マドリードとバルセロナ、そしてプレミアリーグのアーセナルをあげている。
「レアル・ソシエダで非常に素晴らしいシーズンを過ごしているタケ・クボのもとには、クラブを去るための多くのオファーが届いている。シーズンを通してこの日本人選手に大きな興味を示してきたのはレアル・マドリード、バルセロナ、そしてアーセナルだった。しかし、私たちが知る限りでは、クボを追いかけているビッグクラブは彼らだけではない。いずれにしても、レアル・ソシエダにおけるクボの去就は、この夏に宙に浮く状況になっている」
J1のFC東京から2019年6月にレアル・マドリードへ加入した久保は、昨年7月に2027年6月末までの5年契約でソシエダへ完全移籍した。
久保はスペインでの最初のシーズンにマジョルカ、2シーズン目にビジャレアルとヘタフェ、3シーズン目には再びマジョルカへの期限付き移籍を繰り返した。いつしか「シーズンごとにプレー環境を変えるのが辛かった」という思いを抱き、自ら勝負と位置づけていた4シーズン目を迎えるにあたって、レアル・マドリードと袂を分かつ決意を固めた。
もっとも、久保の意思とは裏腹に、マドリードはソシエダとの間で特別な契約をかわしている。久保の保有権の半分を600万ユーロ(約8億9000万円)でソシエダへ売却。残りの半分をマドリードが保持し続けた上で、5年間は他のクラブに先駆けて交渉できる優先オプションも設定。実際に買い戻すには3000万ユーロ(約44億7000万円)が発生する。