「デビュー戦でサイヤング賞の力を誇示」海外メディアも横浜DeNAバウアーの初登板初勝利に注目…「メジャー復帰の可能性がある才能」
その上で「米国本土で所属先がなくなったバウアーは、日本に目を向け横浜と400万ドル(約5億4000万円)と報じられる契約合意に達した。日本のマイナーリーグでの登板後、デビューへの期待を高め、興奮に包まれる観客へ向けてバウアーはデビューを果たした」と報じた。
米のスポーツサイトのクラッチ・ポイントは、「バウアーが圧倒的なNPBのベイスターズデビューでサイヤング賞の力を誇示」との見出しを取り、「元MLBのサイヤング賞投手のバウアーが日本プロ野球のデビュー戦で高い能力を披露した。バウアーは圧倒的な力を無駄にすることなく、9三振を奪い、1四球しか与えず7回を1失点にまとめた。バウアーの速球は97マイル(約156キロ)に達した」と投球内容を称えた。
記事は、バウアーの横浜DeNA入りまでの経過に触れつつ、「彼は明らかにまだMLBに復帰できる可能性のある才能を持っている。復帰すれば、多くのメディアの注目を集めるだろう。獲得するチームは、必要以上に出てくる(グラウンド外の)話題をカバーするだけの価値がバウアーにあるのかを判断する必要がある。バウアーは、今のところ、日本で明らかに良いパフォーマンスを見せている」と、オフに起こりそうなメジャー復帰問題にまで言及した。
英国のデイリーメール紙は、「名誉を傷つけられたバウアーが、日本の横浜DeNAで記録的な観客の前でデビューし、22カ月ぶりとなるプロ公式戦での勝利を飾る」との見出しを取って報じた。
同紙は、「スキャンダルに苦しめられたバウアーが、広島に4-1で勝った横浜DeNAを引っ張り、圧倒的な投球内容で日本プロ野球のキャリアをスタートさせた。これはドジャースが、今年初めに性的暴行とDVの告発を受けて彼を解雇した後の初の公式戦だった。バウアーは、チームアナウンスを受けた時に大きな祝福を受けた」と伝えた。
中4日登板を希望しているバウアーの次回先発は、まだ未定だが、メジャーで通算83勝の成績を残しているバリバリの大物だけに、今後も米メディアのバウアーウォッチは続きそうだ。