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大谷翔平とヌートバーの侍対決は大谷が3三振を奪い圧勝(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
大谷翔平とヌートバーの侍対決は大谷が3三振を奪い圧勝(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

「超人的な偉業だ」米メディアが大谷翔平の”ヌートバー斬り”でのベーブ・ルース以来の500奪三振&100本塁打達成を称賛

 トラウトの一発で勝ち越した9回。メキシコ代表とのWBC準決勝の最終回を再現するように、守護神ジオバニー・ガイエゴスの初球をとらえて二塁打を放った大谷が、続くアンソニー・レンドンのタイムリーで生還。ダメ押しの6点目を奪っていた。
 カージナルスとエンゼルスの対戦は4年ぶりであり、ナ・リーグにDHが導入される前の前回は大谷の登板はなく、3試合とも代打で出場しただけだった。その間に歴史を塗り替える存在に成長した大谷の登板も重なるとあって、敵地セントルイスは沸き上がっていた。
 たとえば地元紙「St. Louis Post-Dispatch」は、タイトルに「カージナルスのファンは、ユニフォームを着たユニコーン、大谷を体験した」と打った、同紙のカージナルス担当記者による特別コラムを掲載したほどで、勝敗を超越した内容になっている。
 報道によれば、カージナルスでただ一人、3打席連続三振を喫したヌートバーは、試合後に「第1ラウンドは彼の勝ちだ」と大谷に脱帽したという。大谷としても勝つために、すべて先頭打者として対峙した盟友には、必要以上に力を込めた投球になったのだろう。
 しかし、リーグが異なるエンゼルスとカージナルスのインターリーグでの対戦は、実は今季この3連戦の一度しか組まれていない。
 4日(日本時間5日)の第3戦で、大谷は「2番・DH」で出場して、第1打席は四球、打者一巡の攻撃で一気に6点を奪った3回には、ライト前ヒットと四球を記録。また一方の「1番・ライト」で出場したヌートバーは、前日の3三振のうっぷんを晴らすかのように4安打と大爆発している。なお試合は大荒れとなったが11-7でエンゼルスが勝ち3連勝を飾った。

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