アスレチックスの藤浪がDバックス戦での救援に失敗して5敗目を喫した(資料写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
もうアスレチックス藤浪晋太郎のメジャー挑戦は限界なのか…4試合目の中継ぎ登板も3四球で一死しか取れずに3失点降板
では藤浪は今後どうすればいいのか。
「経験の中で適応していくしかない。契約の中身は知らないが、そこまでチームが待ってくれるかどうか。トミー・ジョン手術を受けたダルビッシュや大谷翔平は、関節などへの負担を減らすためにいわゆる“ショートアーム“と呼ばれるテイクバックがコンパクトな投球フォームに改造して、大型投手が持つ問題点を修正して制球力が増している。藤浪もそういう大胆な取り組みが必要かもしれないが、それをシーズン中に行うにはマイナーでやるしかないし時間的な余裕はないだろう」
アスレチックスは阪神からポスティング申請した藤浪と年俸325万ドル(約4億3500万円)プラス最大155万ドル(約2億円)の出来高の1年契約を結んだ。シーズンを通じて、ロスターの40人枠を保証されるメジャー契約で、26人枠を外れて、マイナーに落ちる際にも、本人の同意が必要な契約だとされる。
チームは4日、クローザーを任せていたジューリス・ファミリアと、中継ぎのドミンゴ・アセベドを40人枠から外して“戦力外”とし、中継ぎのアダム・オラーをマイナーの3Aへ降格させた。3人に代わって3Aから元横浜DeNAのスペンサー・パットンら3投手を昇格させているが、このままの不安定な状態が続けば、藤浪にいつ“最終決断“が下されるかわからない。防御率13.50の藤浪は、強烈な逆風をどう追い風に変えるのだろうか。
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