• HOME
  • 記事
  • サッカー
  • 本田圭佑が2026年W杯を狙うオマーン、NZ、UAE、タイなどの代表監督就任を熱望…地元ファンは歓迎も可能性があるのは…
カンボジアのGMを退任した本田圭佑がオマーン、NZ、UAE、タイなどの代表監督就任を熱望した(写真・ロイター/アフロ)
カンボジアのGMを退任した本田圭佑がオマーン、NZ、UAE、タイなどの代表監督就任を熱望した(写真・ロイター/アフロ)

本田圭佑が2026年W杯を狙うオマーン、NZ、UAE、タイなどの代表監督就任を熱望…地元ファンは歓迎も可能性があるのは…

 カンボジア代表の実質的な監督を退任したばかりの元日本代表MF本田圭佑(36)が、13日に自身のツイッター(@kskgroup2017)を更新。次の目標としてオマーン、ニュージーランド(NZ)、アラブ首長国連邦(UAE)、タイ代表などの監督就任へ「興味があります」とつぶやいた。いずれも出場国数が現行の「32」から「48」に拡大される2026年の次回W杯出場を狙う国。指導者としてのステップアップを狙う本田に対して、NZやタイのファンからは歓迎するリプライが寄せられている。

 カンボジア代表のGMを退任

 

 カンボジアでのプロジェクト終了を、ツイッターで報告してからわずか2日。つぶやきを「次に向かいます」と締めていた本田が、早くも次の目標を明かした。
 13日に更新したツイッターで、本田は英語でこうつぶやいた。
「私はオマーン、ニュージーランド、アラブ首長国連邦、タイ、そして2026年の次のワールドカップに出場したい他のいくつかの国に興味があります」
 肝心な言葉をつぶやき忘れたのか。30分後にはこうツイートしている。
「監督として」
 本田はW杯ロシア大会直後の2018年8月に、カンボジア代表のゼネラルマネージャー(GM)に就任。実質的な監督として指揮を執ると発表された。現時点でも「実質的な」と断りが入っているのは、本田が監督に必要な資格を取得していないからだ。
 また、当時の本田はパチューカ(メキシコ)からメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)へ移籍。現役選手との「二足の草鞋」を履き、さらに指導者ライセンスも持っていない本田へ向けられたのは、指導者としての手腕に対する懐疑的な視線だった。
 しかし、本田は結果を出して評価を覆した。
 2019年9月から始まったカタールW杯アジア2次予選は、最終的にはグループCの最下位で敗退した。そのなかで香港代表との初戦を1-1で引き分け、カンボジアサッカー史上で初めて2次予選で勝ち点をゲット。首都プノンペンに集まった観客を熱狂させた。
 五輪世代のU-23代表でも実質的な監督を務め、2019年11月の東南アジア競技大会でも同国史上で初めてグループステージを突破。過去最高の4位へチームを導いた一連の実績を受けて、2021年3月には今年5月までの契約延長が決まっていた。
 今回の退任は契約満了に伴うものとなる。最後の大会と位置づけていた、カンボジア開催の東南アジア競技大会ではグループステージで敗退。退任を報告する11日のツイートで、本田は「この悔しさは次に活かしたい」などとつぶやいていた。
 そして、自ら言及した「次」で指導者としてステップアップを目指す。
 最新のFIFAランキングで176位のカンボジアに対して、13日のツイートであげられたオマーンは73位、NZは100位、UAEは72位、タイは114位といずれも格上だ。オマーンとUAEはカタールW杯アジア最終予選に進出。オセアニア予選を1位突破したNZは大陸間プレーオフで、カタールW杯で日本を破ったコスタリカ代表に0-1で惜敗している。

 

関連記事一覧