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延長10回にスクランブル救援した藤浪が無失点に抑え、その裏の逆転サヨナラ3ランで劇的なメジャー初勝利( 写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
延長10回にスクランブル救援した藤浪が無失点に抑え、その裏の逆転サヨナラ3ランで劇的なメジャー初勝利( 写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

劇的メジャー初勝利の藤浪晋太郎はロッカーで「ビールかけ」の祝福を受けていた…延長10回スクランブル登板で満塁を無失点

 前出の地元紙サンフランシスコ・クロニクル紙も、劇的な勝利を伝える記事の中で、「この(逆転サヨナラ)本塁打は、ロッカーのメジャー初のサヨナラ打だった。このことで10回に満塁にしながらも、最後の2つのアウトを記録した日本からの右腕、藤浪の勝利を確定させた」と報じた。
 同紙は、「4度の先発(失敗)からブルペンへと配置転換された藤浪は、防御率12.52でこの試合を迎えた。2日前のニューヨーク(のヤンキース戦)で2回3分の1を投げていたため、コッツェー監督は、この日に藤浪を起用することを避けたいと話していたが、7番手として彼を投入した」と、藤浪のメジャー初勝利の裏舞台を伝え、さらに試合後のロッカーの様子をこう紹介した。
「藤浪のチームメートは、(彼のメジャー初勝利に)それだけの価値があると認め、彼を試合後にロッカールームで洗濯物入れのカートに乗せてシャワールームへと押し込み、(祝福の)ビールを浴びせかけた。彼らはロッカーにも同じことをした」
 なんと藤浪はユニークなメジャー流のビールかけを味わっていたのだ。
 阪神時代に優勝経験のない藤浪にとってビールかけは、もちろん初体験。ここまで11試合、制球難に苦しんで結果を残せず、「メジャーでは中継ぎでも通用しない」「3A降格は時間の問題」「最悪の補強」などと、米メディアから散々叩かれてきた藤浪にとって、その祝福のビールは、どんな味がしたのだろうか。

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