立浪監督がエンドラン失敗はベンチのサインの伝達ミスだったことを認めた
「機能していない中日ベンチと緊張感のなさを象徴する事件」なぜ立浪竜のエンドラン「サイン伝達ミス」三振ゲッツーが起きたのか…反撃機を潰して悪夢の7連敗
初先発となった育成出身の巨人のルーキー松井の前に5回までゼロ行進を続けた打線は、6回に3番手の三上から現役ドラフトで加入した細川が2ランを放ち、反撃ムードを作ったが、エンドランのサイン伝達ミスで、流れは巨人に傾いた。
その裏、4番手の清水が岡本にバックスクリーンの右にダメ押しの2ランを浴び、8回は、巨人がトレードでオリックスから獲得したばかりの鈴木、9回は“守護神“の大勢に無得点に抑えられ、抵抗する姿を見せられないままゲームセット。泥沼の7連敗となった。
立浪監督は、ミスを犯した首脳陣も含めての出直しを誓ったが、この日も、守りにまたミスが出て、チーム失策数は12球団でワーストの32。侍ジャパンに選ばれ、大ブレイクが期待された高橋が5連敗、防御率2.70の柳に未だ勝ち星がないなどの誤算が続き、首位阪神とのゲーム差は12.5に広がった。
立浪竜は、このまま最下位に甘んじたまま終わるのか。
橋上氏がこう提言した。
「どう見積もっても戦力がない中、立浪監督はバンテリンドームの特性を生かしてなんとか守り勝つ野球を選択した。内野は経験のない若手ばかり。経験を積ませて可能性を見極めながら手探り状態の野球が続くでしょう。なおさらミスを減らして緊張感を持って集中力を高めていくしかない。阪神が独走しているが、セ・リーグは、どこもまだ整備できていないチームが目立つのだから、あきらめる時期ではない。モチベーションを高めてチームを締め直す正念場だと思う」
交流戦が始まるまで23日から広島、横浜DeNAとの6連戦。まだ5月。ギブアップするにはあまりにも早すぎる。
(文責・RONSPO編集部)