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今日「日本ダービー」!皐月賞を無敗で制したソールオリエンスが前売りオッズで1.9倍の人気を集めた
今日「日本ダービー」!皐月賞を無敗で制したソールオリエンスが前売りオッズで1.9倍の人気を集めた

今日「日本ダービー」!1番人気“大本命”ソールオリエンスに挑む武豊とルメールの名手2人は“ダービーの呪い”を解けるのか?

「今年のダービーはおもしろいよね。勝てないと言われる青葉賞の勝ち馬にクリストフ(ルメール)。ダメと言われる“テン乗り”でユタカさん(武豊)だもんね。ダービーはやっぱりダービーを勝っているジョッキーが有利。しかも、今回の2頭は、いつもと事情が違う。過去のケースに当てはまらないんじゃないかな」
 昨年はイクイノックスで首差の2着に泣いた“名手”ルメールが青葉賞を制した2番人気のスキルヴィング、ダービー通算6勝で、昨年はドウデュースで9年ぶりに勝利した武豊が、初騎乗となる3番人気のファントムシーフで“打倒” ソールオリエンスに挑むのだ。
 だが、この2頭には、ダービーにのしかかる“呪い”とも言えるジンクスが立ち塞がる。
 そのひとつが「青葉賞組は勝てない」というものだ。青葉賞は本番のダービーと同じタフな東京芝2400メートルで実施されるトライアル競走。現在は2着馬までに優先出走権が与えられるが、青葉賞組がダービーを勝った例は1度もない。

 1994年エアダブリンをはじめとする6頭の2着が最高成績。2002年シンボリクリスエス、2003年ゼンノロブロイ、2012年フェノーメノといった逸材も2着に終わり涙をのんだ。過去10年では3着が3頭と、むしろ遠ざかっている印象。青葉賞組がダービーを勝てない理由には様々な要因が考えられるが、まずは皐月賞よりレースレベルが低いこと。優先出走権を取るために仕上げ、中3週の間隔では、万全の体調で送り出せない。
 ただ今年のスキルヴィングはちょっと違う。
 青葉賞では、大外を回り、余裕を持って好時計勝ちしたこともさることながら最後まで攻めの姿勢を貫けた。最終調整は意欲的に3頭併せの真ん中に入り、ラスト11秒2とパワフルな動きで併入。木村哲也調教師は「青葉賞を使った後も体がしぼまなかった。馬はへこたれることなく、元気いっぱい。折り合いは心配なく距離の心配も全くない」と強気だった。
 なぜかダービーに限っては過去7度挑んで1度しか勝てていないルメールは、「次でちょうど良くなる。GⅠを勝てる馬」と絶賛した。
 そのホレ込みようは、皐月賞1番人気3着のファントムシーフではなく、スキルヴィングの連続騎乗を選択したことでも分かる。関係者がこう耳打ちしてくれた。
「彼に選択権があり自分で選んだそう。勝つ可能性がある方にかけたということでしょう」

 

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