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今日「日本ダービー」!皐月賞を無敗で制したソールオリエンスが前売りオッズで1.9倍の人気を集めた
今日「日本ダービー」!皐月賞を無敗で制したソールオリエンスが前売りオッズで1.9倍の人気を集めた

今日「日本ダービー」!1番人気“大本命”ソールオリエンスに挑む武豊とルメールの名手2人は“ダービーの呪い”を解けるのか?

 しかもダービーで有利とされる内枠の1枠2番を手に入れた。加えてルメールは、東京の芝2400メートルコースで過去に46勝と、このコースを得意としている。ルメール&木村調教師のコンビが、今年こそジンクスを打ち破っても不思議ではない。
 ダービーのもうひとつの“開かずの扉”が、「テン乗り」と呼ばれる初騎乗馬が勝てないというものだ。「テン乗り」の最後の勝利は、岩下密政騎手が騎乗した1954年ゴールデンウエーブまで遡る必要がある。そのジンクスにあえて挑むのが武豊だ。
 有力馬の騎乗依頼が直前に回って来たのはルメールとエージェントが同じという背景もあるが、厩舎サイドが、JRA歴代最多4425勝を誇るレジェンドの経験値を頼ったからでもある。
「いい馬が回って来た。今年は乗れないかと思っていたので凄くうれしかった」
武豊も騎乗依頼を大歓迎した。
 ルメールが騎乗した皐月賞では、1番人気に支持されながら3着に終わったが、向正面で右後肢を落鉄したまま走っており、武豊も「どれぐらいとは言えないけれど、前脚ではなく、トモの落鉄で道悪だったことを思えば影響は少なからずあったと思う」と分析している。
 武豊は異例とも言える3週連続で調教に騎乗した。
 ダービー初参戦となる西村真幸調教師には、「気持ちを伝えすぎないように」とアドバイスするなど綿密に打ち合わせを行い、武豊は「1週ごとに良くなっており、反応、雰囲気はすごくいい。ポテンシャルは高く変な癖もない。過去にダービーを勝った馬と比べても同じような感触がある。スタミナを生かして7勝目を狙いたい」との好感触を得ている。
 武豊が、名馬オグリキャップで、安田記念を勝った時も「テン乗り」だった。
自ら「この馬はテン乗りで全部勝っている(3勝)。むしろプラスデータ」と切り出し「テン乗りが勝てないと言われているが、そう言われるのが今年で最後になれば」と宣言した。生ける伝説、武豊がまたもミラクルを起こすかもしれない。
 友道康夫調教師、金子真人オーナーという“ダービー請負人”の2人が送り込み、22歳の岩田望来が騎乗するシャザーン、3年前にデアリングタクトで桜花賞、オークスを連覇した松山弘平がデビューから手綱を取り続けるハーツコンチェルトなどの“伏兵馬”もあなどれない。注目のレースは午後3時40分に発走となる。

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