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藤浪は「オ―プナー」としてメジャー5度目の先発。2ランを浴びて2失点するも、制球も改善して160キロ超えのストレートを連発させバッシングの声を封印した(資料写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
藤浪は「オ―プナー」としてメジャー5度目の先発。2ランを浴びて2失点するも、制球も改善して160キロ超えのストレートを連発させバッシングの声を封印した(資料写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

「フジには球威があった」“オープナー”起用の藤浪晋太郎が2ラン被弾の6敗目も160キロ連発にストライク率74%でバッシングの声を封印?!

 藤浪は、先発で4連敗をした後に中継ぎに配置転換。6試合に投げて失点しなかった試合は2試合だけだったが、5月12日のレンジャーズ戦で2点ビハインドの延長10回一死一、二塁の場面で7番手としてスクランブル登板して劇的な逆転サヨナラ本塁打を呼び込みメジャー初勝利をつかんだ。ただ、その後も、回跨ぎ登板での“炎上”が続き、年俸325万ドル(約4億3500万円)プラス最大155万ドル(約2億円)の出来高がついた1年契約で獲得した“助っ人”の藤浪に対して、「藤浪の補強は大失敗だった」「史上最悪の投手」などと米メディアやファンからの酷評や批判が相次いだ。
 しかし、5月29日のブレーブス戦で1回1失点で初ホールドをマーク、翌30日の同じくブレーブス戦では、わずか4球で2勝目をマークするなどして、この日のオープナー起用抜擢につなげた。米メディアやファンのバッシングの声も収まりつつある。
 もしかすると、「マウンドに上がってみなければわからない」という不安定さから脱却する出口が見え始めているのかもしれない。
 これで藤浪の戦績は、18試合、31回に登板して2勝6敗1ホールドで、32奪三振、28四死球、防御率12.19、「1イニングあたりに何人の走者を出したかを示す数値」であるWHIPは1.97となった。

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