W杯でアルゼンチンを世界一に導いたメッシが米国MLSのインテル・マイアミ移籍を決断した。ベッカムが共同オーナーのチームだ(写真・AP/アフロ)
「マイアミに行くと決めた」なぜメッシは1788億円オファーを蹴って米国MLSインテル・マイアミを新天地に選んだのか…海外メディア報道を本人も認める
インテル・マイアミは、2018年に創設されたフロリダ州のフォートローダーデールを本拠地とするMLSで25番目の新興クラブで、ここまで3シーンで優勝はない。共同オーナーのベッカム氏が、今月に入ってフィル・ネビル監督を解任、アシスタントコーチだった43歳のアルゼンチン人のハビエル・モラレスを暫定監督に昇格させた。この時点で「メッシ獲得の準備に入った」との噂も飛び交っていた。
リーグのレベルについては、「MLSのレベルは、欧州のメジャーなリーグに比べると落ちるが、近年、競争力が増していて、メッシにとってはサウジよりも魅力的なレベルにある」(スペイン紙のマルカ)という。
インテル・マイアミは、アルヒラルが提示したような巨額な契約をオファーできないが、アディダス社やアップル社といった大手のスポンサー企業を絡めた包括的な契約の提案を計画しており、サッカーの枠を超えたビジネススキームは、メッシにとっても興味深いものだという。MLSは、欧州とは違い、2月から10月の春秋制を採択しているため、メッシの入団が正式に決まれば、8月からプレー可能だと予測している米メディアもある。正式サインが待たれる。
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