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リアル二刀流で出場した大谷翔平が2試合連続の22号2ランで自らの1か月ぶりの6勝目を援護(写真・AP/アフロ)
リアル二刀流で出場した大谷翔平が2試合連続の22号2ランで自らの1か月ぶりの6勝目を援護(写真・AP/アフロ)

「本当にこれ以上何も言うことはない」22号2ラン&6回2失点で6勝目の大谷翔平に“名将”ボウチーが“降参”

 
 ネビン監督が、大谷の今季のMVP獲得に言及したことをクローズアップした。
「昨年も同じことを言った。(昨年MVPの)ジャッジは私にとって息子のようなものだが、投打の両方で活躍できるような人間が出てくるまでは、大谷がMVPであるべきなのだ。(大谷がMVPを獲得した)2年前と昨年で何が違ったのだろうか。昨年は、さらに良かったのに(MVPを)取れなかったので、私は、その理由を誰かに説明しなければならなかった。彼が、今見せてくれていること、そして我々が期待していることを続けている限り(今季のMVP獲得に)疑いはない」
 一方、前出の敵地メディアであるダラスモーニングニュース紙は、「レンジャーズがエンゼルスにシリーズで敗れ、大谷が審判から注目を奪い返す」の見出しを取って、大谷の投打における活躍を伝えた。
 7回一死三塁からレンジャーズのマーカス・セミエンのハーフスイングの判定を巡って、セミエン、ボウチー監督、マイク・マダックス投手コーチの3人が、退場処分となる大荒れの試合となったことを皮肉り、「ファンは(退場を命じた)ラモン・デヘスス球審のショーも目にしなければならなかった。彼が、話題の中心となって試合が終わる恐れがあったが、大谷が2階席に試合を決める逆方向への本塁打を放ち、5-3で勝つことで注目を審判から奪い返した」と伝えた。
 首位のレンジャーズは、この4連戦を大谷の“大爆発”で1勝3敗と負け越した。
 同紙は、「投手と打者と二刀流を果たした大谷が、このシリーズで、はるかに偉大な存在に見えたことに何も驚きはなかった。彼はこのシリーズで4本塁打を放ち、3本が打球速度109マイル(約175.4キロ)か、それ以上で、少なくとも440フィート(約134.1メートル)飛んでいった。そして8打点を記録し、20打席で13度出塁した」と称賛。
 勝負を決めた22号2ランを「バークの初球のカッターを捉えた本塁打は、109マイル(約175.4キロ)の速度で飛び、ブルペンを越え、イーラス郡のどこかに辿り着いた」と表現した。
 同紙によると、ワールドシリーズを3度制している“名将”ボウチー監督は、大谷についてこうコメントを残して“白旗”を上げたという。
「彼について、これ以上何も言うことは本当にない。彼は、我々をやっつけた。彼は素晴らしい打者でほとんど(打ち損じの)ミスもしない」
 6月絶好調の大谷は、今日16日(17日)から敵地でのロイヤルズとの3連戦に臨む。

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