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米球宴に選ばれた大谷は本塁打競争は辞退の方向のようだがリアル二刀流は?(写真・AP/アフロ)
米球宴に選ばれた大谷は本塁打競争は辞退の方向のようだがリアル二刀流は?(写真・AP/アフロ)

なぜ大谷翔平の球宴本塁打競争辞退を示唆したエ軍ネビン監督は登板には「彼次第」「ノーとは言えない」と“リアル二刀流”に含みを持たせたのか?

 大谷は3月のWBCで先発するだけでなく決勝戦で異例のストッパー登板も果たした。球団は、先発の試合数と球数には制限をつけたが、ストッパー登板に関しては、ストップをかけずに大谷の意向を尊重した。今回の球宴での登板も同じく「大谷次第」になるという。
 この発言を受けて、カナダメディアの「ザ・スコア」は「エンゼルスのネビン監督は、大谷の球宴登板を妨げることはしない」との捉え方をした。
「過去の大谷の球宴登板は少しばかり複雑となっている」とした上で「MVPを獲得した2021は、ア・リーグの先発で、1イニングを投げて無失点、そのあとDHで試合に残った。昨年は、投げることをせず、交代するまで打席に2度入った」と紹介した。
 昨年登板を辞退した理由は、7月22日(日本時間23日)の後半戦スタートのブレーブス戦先発が決まっており、7月19日(日本時間20日)の球宴に投げると、中2日の登板となるため、大谷が「中2日では(調整が)厳しいし、不安がある」と、レギュラ―シーズンを最優先したものだ。
 今回は7月3日(日本時間4日)のパドレス戦が、前半戦の最終登板で、7月11日(日本時間12日)の球宴まで十分に間がある。ただ前回の登板で、爪を割ったことに加え、もしローテ―を再編して、後半戦がスタートする7月14日(日本時間15日)のアストロズ戦に大谷が、先発指名されるとなると、中2日の登板となるため、2年連続で登板を辞退する可能性が高くなるだろう。
 それでも、ネビン監督が「彼次第」「ノーとは言わない」と、球宴登板の可能性に含みを持たせたのは、後半戦の初戦に大谷を起用しない考えなのだろうか。
 同メディアは、「大谷は今月の序盤に少し疲れを感じていると認めた。プレーオフ争いにあるエンゼルスは、残りシーズンで彼の投球負担についての綿密な計画を立てる予定でいる」と、登板を辞退する可能性を否定しなかったのだが…果たして。球宴の投手メンバーが発表されるのは7月2日のESPNの特別番組内。大谷の名前が呼ばれると、リアル二刀流が見れらるかどうかの議論が再び沸騰しそうだ。

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