• HOME
  • 記事
  • 野球
  • 「地球上で最強の人間の一人」「いや人間ではない。アンドロイドだ」大谷翔平の今季メジャー最長150mの30号にチームメイトや他チーム監督から驚嘆の声
大谷の30号ソロは150mを超えるキャリア&今季のメジャー最長弾となった(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
大谷の30号ソロは150mを超えるキャリア&今季のメジャー最長弾となった(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

「地球上で最強の人間の一人」「いや人間ではない。アンドロイドだ」大谷翔平の今季メジャー最長150mの30号にチームメイトや他チーム監督から驚嘆の声

 エンゼルスの大谷翔平(28)が30日(日本時間7月1日)、本拠地でのダイヤモンドバックス戦に「2番・DH」でスタメン出場し、0-5で迎えた6回に先発左腕のトミー・ヘンリーからキャリア最長の150.3mを記録する2試合連続となる特大の30号ソロを放った。今季の全米での最長飛距離。3年連続の30号突破で、6月の月間本塁打は15号となり、これは、メジャー史上4人目の記録でまた歴史を塗り替えた。全米メディア、自軍監督、チームメイト、打たれたヘンリーらから驚愕の声が相次いだ。なお試合は2-6でエンゼルスが敗れた。

 被弾したヘンリー「打球の行方は見ずに音しか聞かなかった

 

 そこにいる誰もの“度肝”を抜いた。敵軍、自軍。そしてライトスタンドで陣取ったファン。すべての人たちに驚愕を与えた。
 0-5で迎えた6回だ。
 左腕のヘンリーにインハイをつかれた後の2球目。135キロのスライダーが真ん中に甘く入ってきた失投を捉えた打球は、ライトスタンドのはるか上段の3階席に当たって跳ね返った。ゆっくりと“確信歩き”した大谷は一塁を回って、右手の人差し指を掲げた。発表された飛距離は、なんと493フィート(150.3m)。大谷自身キャリア最長。今季のメジャー最長弾だった。
 米メディア、自軍監督、両軍の選手からは称賛の声が相次いだ。
 地元紙のロサンゼルスタイムズ紙は「見よ!大谷が493フィート(約150.3メートル)の本塁打をかっ飛ばし、エンゼルスの敗戦の中で記録を打ち破る」との見出しを取り、「大谷とは、そういう選手だ。これは2021年6月8日にエンゼルスタジアムでのロイヤルズ戦で打った470フィート(約143メートル)を越える大谷のキャリア最長弾となった」伝え、フィル・ネビン監督のコメントを紹介した。
「過去に放たれてきた500フィート(約152メートル)の本塁打のすべてについて耳にしてきた。だが、今夜、私が見たものよりも遠くに飛ぶ一打を見ることはないと思う。以前と今で計測方法は異なるが、あの一打よりも遠くに飛んだ打球があるとは思わない。とにかく素晴らしかった」
 同紙によると、大谷の超特大弾は、ヤンキースのジャンカルロ・スタントンが4月に放った485フィート(約148メートル)を超える今季のメジャー最長飛距離をマークした。
 また同紙は、チームのローテ―主軸のパトリック・サンドバルの驚きの声も紹介している。
「彼は、地球上で最強の人間の1人だ。驚きだが、同時にただの驚きでもない。『ワオ』でもあるけれど、自分たちは、その『ワオ』を何度も言い続けている」
 また打球の行方を追うことができなかったメディア関係者は、試合後も。打球がどこに落ちたのか議論を続けていたという。
 ドジャースのデイブ・ロバーツ監督も、その本塁打を伝え聞くと「彼は人間ではない。アンドロイドだ」と語ったという。
 MLB公式サイトは、「ショーはどのくらい遠くまでいくのだろうか?30号本塁打は2023年のMLBで最長」との見出しを取り、「二刀流センセーションの大谷が、カレンダーを7月にめくる前に30本塁打に到達し、2-6敗戦の中でダイヤモンドバックスの左腕ヘンリーから右翼へ放った一打を間違いなく最高の一打にした」と伝えた。

 

関連記事一覧