得点王&MVPのセルティック古橋亨梧が4年契約でチームに残留が決まった(写真:ロイター/アフロ)
なぜセルティック古橋亨梧のビッグクラブ移籍は実現しなかったのか…新たに4年契約…高すぎた移籍金
新たな一歩を踏み出した古橋は、クラブの公式HP上で「この素晴らしいクラブに、さらに4年間も在籍できることをとても嬉しく思います」と思いの丈を綴った。
「昨シーズンの三冠獲得に貢献し、サポーターのみなさんと喜びを分かち合えたことは忘れられない思い出です。そして、来シーズンも目標は変わりません。まずは3つのタイトルを守る。そして、チャンピオンズリーグに出場できることにいまから興奮しています。個人的なモチベーションはより多くのゴールを決めて、チームの勝利に貢献することです」
4シーズンぶりに復帰するセルティックで指揮を執る上で、古橋の残留を熱望してきたブレンダン・ロジャーズ監督(50)も、クラブを通じて弾む胸中を伝えている。
「キョーゴは非常にエキサイティングな選手で、このクラブにさらなる成功をもたらすことに飢えている。そして、彼はハードワークと献身、自己犠牲を厭わない、素晴らしいメンタリティーの持ち主であり、信じられないほどの才能も持っている。彼やチーム全体の成長を手助けし、クラブを前進させていく日々をいまから楽しみにしている」
プロの第一歩を踏み出した当時J2のFC岐阜、司令塔アンドレス・イニエスタ(39)とのホットラインのもとで急成長を遂げたヴィッセル神戸に続いて、古橋はヨーロッパの地でも相思相愛のクラブと巡り会えた。アスリートである以上、より高いレベルでプレーしたい思いはある。しかし、いまの古橋はそれらを超越するモチベーションを胸中に抱いている。
セルティックは、今月、日本で親善試合を行うことが決まっており、背番号「8」を背負う古橋は、19日にJ1王者の横浜F・マリノス(日産スタジアム)、22日にはガンバ大阪(パナソニックスタジアム吹田)戦のピッチに立つ予定だ。