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  • 今さら弁解?「現実は不適切に笑ったんじゃない」「加藤が謝りにいくのも遅かったじゃないの」ボールガール失格事件で“悪役”となったブズコバが大反論も遅すぎた“言い訳”にSNS“再炎上”
ウィンブルドンでも非難の的となっていた“ボールガール事件”のブズコバがSNSを更新。誹謗中傷コメント削除の対抗手段に出た(写真・AP/アフロ)
ウィンブルドンでも非難の的となっていた“ボールガール事件”のブズコバがSNSを更新。誹謗中傷コメント削除の対抗手段に出た(写真・AP/アフロ)

今さら弁解?「現実は不適切に笑ったんじゃない」「加藤が謝りにいくのも遅かったじゃないの」ボールガール失格事件で“悪役”となったブズコバが大反論も遅すぎた“言い訳”にSNS“再炎上”

 加藤はティム・プッツ(35、ドイツ)とのペアで全仏オープン混合ダブルスを制した直後の優勝スピーチを含めて、失格とともに失ったポイントと賞金の返還を機会があるたびに求めた。四大大会側を相手取った提訴は最終的に却下されたが、加藤を後押しする声に比例するように、SNSを介して自分たちに寄せられる批判も強まったとブズコバは振り返る。
「彼女があの件を話し続けたなかで、私たちはSNSをしばらく閉鎖しなければいけなかった。彼女が自分で招いた事態のはずなのに、それが別の方向に向かっていく状況は、とにかく奇妙だと感じた。ただ、WTA(女子テニス協会)は私たちに敬意を払ってくれて、中立的な立場でいるように、というアドバイスを送ってくれた。その後に審判や他の選手たちに実際の状況を説明したところ、憶測でものごとを話す必要はないと認めてくれた。SNSに批判的なコメントを投稿してきた選手たちとも、私とサラは話し合ってすべてを解決させてきた」
 ウィンブルドン選手権が開幕した3日に、ブズコバは全仏オープン期間中から閉鎖していたインスタグラム(@maryybou)を更新。笑顔を浮かべる白いTシャツ姿の自身の写真とともに「スマイル、ウィンブルドンの時間よ」と投稿した。
 しかし、コメント欄は荒れた。さまざまな言語で寄せられた批判のなかには「また失格で勝つのでしょうか」といった皮肉や、あるいは「ウィンブルドンが汚れる」と辛らつなものもあった。インタビューの最後は、現状に対するブズコバの反応で締められている。
「インスタのコメントはまだ読みたくない。でも、パリの後に再び大会に出るようになって、みんなが親切になったと感じている。一緒に写真を撮りたいと駆け寄ってきた子どもたちもいた。まだファンがいることは、私にとってとてもいいニュースになった」
 ウィンブルドン選手権には、再びソリベストルモとペアを組む女子ダブルスだけでなく、ともに女子シングルスにもエントリーしている。そろって1回戦を突破したなかで、5日に行われた2回戦でソリベストルモは、全仏で連覇を達成したWTAランキング1位のイガ・シフィオンテク(22、ポーランド)に2-6、0-6のストレートで完敗した。
 注目すべきは対戦前だ。ポーランドメディアは「このスペイン選手は全仏オープンで、勝つためなら何でもすると示した」と自国が誇る女王へ警戒を呼びかける記事を展開。ブズコバとともに悪役として認知されている状況が、あらためて浮き彫りになった。
 大会4日目の6日からは、32組が出場する女子ダブルスが始まる。
第13シードの加藤・スーチャディ組はビクトリヤ・トモバ(28、ブルガリア)とルチア・フロンツェッティ(24、イタリア)組と、ノーシードのブズコバ・ソリベストルモ組はワン・シュ(32、中国)とリンダ・ノスコワ(18、チェコ)とそれぞれ1回戦で対戦。全仏からの因縁を引きずる両ペアが勝ち進めば、14日の準決勝で世界が注目する再戦が実現する。

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