• HOME
  • 記事
  • 野球
  • なんだかおかしい球宴人選…阪神“ジャック”に勝利数トップ&防御率2位のオリ山本由伸が選外…注目のプラスワン投票は?
オールスター選出メンバー表
オールスター選出メンバー表

なんだかおかしい球宴人選…阪神“ジャック”に勝利数トップ&防御率2位のオリ山本由伸が選外…注目のプラスワン投票は?

 

 現役時代に6度の球宴出場を果たしている“球界大御所”の広岡氏に意見を聞いてみた。
「昔のオールスターには品格や威厳のようなものがあった。選手のステータスのひとつだった。それが今のオールスターはどうだ。できれば出たくないという選手や、出したくないという監督が少なくないとも聞く。交流戦が導入されて、セパの対戦が珍しくなくなったことも影響しているのかもしれないが、そんなオールスターにしてしまったコミッショナーに問題があると思う」
 広岡氏は、さらにこう続ける。
「ファン投票は、どうしても自分の応援しているチームの選手に入れるので、熱狂的なファンが多い阪神が独占する形になったのは仕方がないことだと思う。ただファンの方々も、もう少しクールになって、本当に見たい選手、本当に見たいプレーを求めて投票してもらいたい。そのギャップを埋めるのが、選手間投票であり、監督推薦のはず。そこで監督が現在の成績トップの日本を代表するような選手を選ばないようでは、いったいどんな選手がオールスターにふさわしいのかわからくなってしまう。本当にふさわしい選手を選ぶべきだ」
 広岡氏は、そう苦言を呈した。
 現段階で漏れた選手が拾われるのが、プラスワン投票だ。
 プラスワン投票は、2010年に60回大会特別企画として導入され、セで当時阪神のブラゼル、パで日ハムの田中賢介が選ばれ、2013年まで続けられた。そのあと、一度中断となり、2018年から再開された。
 2018年は、セがヤクルトの坂口智隆、パが当時日ハムの大田泰示、2019年は、セが阪神の原口文仁、パが大田、昨年は、セが巨人の小林誠司、パが日ハムの清宮幸太郎となっている。注目のプラスワン投票の開票は14日だ。
(文責・駒沢悟/スポーツライター)

関連記事一覧