「恥を知れ!」「謝罪はいつ?」“ボールガール失格事件”の弁解と反論を始めたブズコバがSNS更新でまた“炎上騒ぎ”…渦中の加藤未唯は連覇狙った混合でまさかの初戦敗退
一方で沈黙を破ったブズトバの弁解や反論とともに、自身がまったく関与しないところで再び騒動に巻き込まれた形となった加藤は大会5日目となる現地時間7日、スーチャディとのペアで女子ダブルス1回戦に登場。ルチア・ブロンツェッティ(24、イタリア)、ビクトリヤ・トモバ(28、ブルガリア)組に6-4、6-4のストレートで快勝した。
全仏オープン後は、スーチャディとともにウィンブルドン選手権を想定して、オランダ、ドイツ、イギリスとすべて芝生コートの大会を転戦したが、すべて初戦敗退していた。一抹の不安を残していたなかで、今シーズン15度ペアを組んだスーチャディと息の合ったプレーを披露。特に前衛の加藤がボレーを決める場面が目立ち、初戦を無事突破した。
しかし、全仏に続く連覇を狙った約3時間後の混合ダブルスでは1回戦で敗退した。全仏の混合ダブルスは、ティム・プッツ(35、ドイツ)とペアを結成して快進撃の末に頂点に立った。だが、ウィンブルドンではプッツのスケジュールが合わなかったため、全仏の男子ダブルスで準優勝したサンダー・ヒレ(32、ベルギー)とペアを組んで連覇に挑んだ。
実は、全仏では、もともとヒレとペアを組む予定だったが、加藤とヒレのポイント合計値ではエントリーできなかったため、ヒレの紹介で急きょプッツとパートナーを組み快進撃を続けた。
ヒレとのペアは問題がなかったはずなのだが、やはり息が合わなかったのか。第7シードのリュドミラ・キチェノク(30、ウクライナ)とマテ・パビッチ(30、クロアチア)組が繰り出してくる強打にペースをつかめず、一度も相手のサービスをブレークできないまま3-6、5-7のストレートで敗れた。わずか3時間の休憩で2試合をやった強行軍の影響もあったのだろう。
残るは、雪辱を期す女子ダブルスだけとなった加藤・スーチャディ組は、2回戦でキンバリー・ジマーマン(27、ベルギー)とヤナ・シジコワ(28、ロシア)組と対戦する。その前にはブズコバ・ソリベストルモ組が、ワン・シュ(32、中国)とリンダ・ノスコワ(18、チェコ)との1回戦に登場する。両ペアが勝ち進めば14日の準決勝で因縁の再戦が実現する。