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大谷がドジャース戦で32号2ラ大谷翔平のトレードの可能性は?(資料写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
大谷がドジャース戦で32号2ラ大谷翔平のトレードの可能性は?(資料写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

「大谷をトレードに出しなさい」ド軍地元紙が32号2ランを含む“サイクル未遂”大谷翔平のトレードを緊急提言…FA争奪戦は本命主張

 今オフにFAとなる大谷争奪戦ではドジャースが最有力候補のひとつとされているが、同紙も「野球界に問うとドジャースが大谷と契約する最有力チームとなっている。その理由は一貫している。資金力、勝てるチーム力、そして素晴らしい天候。彼は引っ越しをする必要さえない」と断言。
 匿名を条件に語ったライバル球団の幹部の1人は、大谷のドジャース移籍に「寿司ディナー」を賭け、他の3人の幹部も、ドジャースを本命にあげ、複数の代理人もドジャース移籍説に賛同。ドジャースの選手の1人は「我々は(ドジャースが)巨額オファーを提示するだろうと分かっている」と証言したという。
 またドジャースがすでに大谷獲得のための昨年オフから準備を整えていることも紹介した。大谷が座るであろう指名打者としては、複数年契約を求めてきたジャスティン・ターナーではなく、1年契約を望んだJD・マルティネスと契約したこと。また投手では複数年契約を希望したタイラー・アンダーソンとアンドリュー・ヒーニーを手放し、ノア・シンダーガードと1年契約を結んだ。今オフにクレイトン・カーショーとフリオ・ウリアスがFAとなり、ダスティン・メイが肘の故障で来年夏まで離脱することが明らかになっており、「彼らが、大谷を先発ローテーションへ誘うだけの理由は十二分にあるだろう」というチーム事情を伝えた。
 またドジャースが大谷の獲得に乗り出すのはこれが3度目となることも同紙は詳しく紹介している。1度目は花巻東高の卒業時。大谷はNPBの各チームにドラフト指名されても入団を拒否する意向を伝え、ドジャースと契約を結ぶ考えでいたが、日ハムが強行指名したことでドジャース入りは幻になった。
 2度目の交渉は、日ハムからポスティング申請した2017年オフで、ロスのビバリーヒルズで行われた直接交渉には、クレイトン・カーショー、ジャスティン・ターナーという投打のスター2人とデイブ・ロバーツ監督が同席した。
 ドジャースは二刀流を認め、投手としては、6人のローテ―に入れ、登板翌日は代打、それ以外は外野で起用するプランを提示し、打者としては300から400打席立たせることさえ明かしたが、当時は、まだDH制がナ・リーグになかったことが致命傷になったという。
 だが、3度目の獲得交渉に向けて、それらの障害はクリアされた。
 さらに同紙は、ドジャースは今季の年俸総額をこれまでより6700万ドル(約95億2000万円)は減らすことができているため、5億ドル(約710億円)から6億ドル(約853億円)以上での巨大な契約が予想され、1年のサラリーが5000万ドル(約71億円)以上となる大谷を獲得する資金は確保されていることを付け加えた。新たなスポンサーがつくなど、大谷の広告効果には4000万ドル(約56億8000万円)は期待されるため、大枚をはたいても十分すぎるリターンがあるという。大谷の去就問題は、最終ゴールが明らかになるまで、米メディアを騒がせそうだ。

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