“ボールガール事件”のブズコバが母国のプラハオープン出場をSNSで表明したが、まだ非難が殺到する事態に(資料写真・ロイター/アフロ)
「お金を儲けたいだけのテニスプレーヤー」“ボールガール事件”のブズコバ組が今度は“実力”で8強進出もSNS上での非難が絶えない異常事態が続く
ブズコバのインスタグラム(@maryybou)でもツイッターと同じく11日になっても批判的なコメントが多く送られている。
「あなたの言葉や行為は、それまでは敵ではなかった人も敵に回している。この状況が果たして、あなたには理解できているのでしょうか」
「あなたはただ単にお金を儲けたいだけのテニスプレーヤーだ」
「勝利を手に入れるために、審判に失格を促すとは。何て悲しい選手だ」
さらに女子ダブルスでの戦いに絞られたウィンブルドン選手権での立ち居振る舞いに対しても厳しいメッセージが届いている。
「ウィンブルドンでまた悪事を働いて勝利しないことを願っています」
もはや異常事態と言っていい。
もっとも、ブズコバはインスタグラムに関してチェコメディアに「コメント欄は見ないようにしている」と答えて、SNS上の誹謗中傷を意に介さない考えを明らかにしている。
再開させているSNSでの発信は一方通行。コート上で見せる強気な姿勢を貫いている。
母国のチェコメディアやファンは、ブズコバを擁護するスタンスで、応援のコメントやメッセージを送っており、それらの声に勇気づけられているのかもしれない。
加藤、スーチャディ組が前日の3回戦で姿を消したため、世界が注目した再戦は幻に終わったが、上位進出を目標に掲げるブズコバ・ソリベスト現地時間12日にはベスト4をかけた準々決勝に臨む。対戦相手は第2シードのジェシカ・ペグラ(29、アメリカ)、コリ・ガウフ(19、同)をストレートで撃破した、ベラ・ズボナレワ(38、ロシア)、ラウラ・シグムント(35、ドイツ)組に決まった。
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