「本当のことを言えば多くの人が大谷に働きかけた」米メディアは球宴での大谷翔平への「シアトルに来て!」コールをどう分析したか…全ア監督が“隠れた争奪戦”舞台裏を明かす注目発言
また後半戦に2度目のMVP、アーロン・ジャッジが持つア・リーグ記録となる62本塁打の更新への期待があることを伝え、その去就についてこう続けた。
「エンゼルスにその考えはないようだが、トレード期限までに約2週間の考慮する時間があり、その後に3カ月の時間がある。大谷は、エンゼルス残留の可能性を除外していないが、彼がチームに残留するだろうと思う人間を誰も目にすることはない。それでもなお、地元で彼がプレーを再開するとき『アナハイムに残って!』という連呼を(ファンが)発することに痛みは伴わないだろう」
USAトゥデイ紙は、「ファンの生声による働きかけはレギュラーシーズンのエンゼルス対マリナーズ戦ではできないものだった。マリナーズは大谷が2018年にメジャー移籍する際に最後まで獲得を模索していたチーム。今回彼らは、生声を通じて大谷をどれだけ欲しているかを知らせる機会を得た」と伝えた。
同紙はシアトルの地元スターで球宴出場したフリオ・ロドリゲスらの反応を紹介。ロドリゲスは「街全体が一体となった時にとてもすごいことができるという証明になった」と語り、「大谷に何を話したいか?」の質問に「それは秘密だ。人の人生のあらゆるものを知ることはできない」と笑ったという。
またア・リーグを率いたアストロズのダスティー・ベイカー監督が、「本当のことを言えば、多くの人が大谷に働きかけたと思う。彼を欲しがっているという愛情の表れだった」とコメントしたことを伝えた。
これも球宴の舞台裏で起きていた大谷争奪戦を示す注目発言だろう。
同紙は、ドジャースのベッツが大谷に強い印象を与えたことを「大谷とドジャースの噂についての手がかりだ」としたものの「大谷はすでにシアトルにある名高いトレーニング施設のドライブラインで練習をしている。ホームのアドバンテージとまではいかないが、街が持つ夢としては十分だ」とし、大谷のシアトルに対してのコメントを紹介した。
「いつもここに来た時に素晴らしいファンだなと思っていますし、ここ2年ぐらいは、シーズンが終わって来たりしていたので、街も綺麗ですし素晴らしいところかなと思っています」