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WBO世界フェザー級王者のロベイシ・ラミレスが井上尚弥との将来的な対戦を熱望した(写真・山口裕朗)
WBO世界フェザー級王者のロベイシ・ラミレスが井上尚弥との将来的な対戦を熱望した(写真・山口裕朗)

「将来的に井上尚弥が階級を上げてくるなら戦いたい。いい試合になる」なぜWBO世界フェザー級王者のラミレスら世界の強豪が次々と“モンスター”との対戦を熱望するのか?

 5月にライト級の4団体統一王者のデビン・ヘイニー(米国)に物議を醸す判定で敗れた五輪の連続金メダリストでもあるロマチェンコは、「おそらく私は井上と戦うことになるだろう。もうどう落とすか忘れてしまったフェザー級に落とす必要があるが、階級の近いトップファイターと戦うことは興味深いこと。私は彼のファイトを見ている。パワーがあるトップファイターだ」と語り、2階級落としたフェザー級での対戦を熱望した。
 4月に無敗のライアン・ガルシア(米国)を戦慄のボディブローでキャンバスに沈め、全米で“最も危険な男”とされるガーボンタもライト級の王者だが、「井上のボクシングが好きだ。彼は爆発力がある。良い選手だ」と興味を示している。
 将来の対戦についても「あるかもね。面白い試合になるだろう。テクニカルな試合になる。でも、オレは彼にとってはでかすぎると思う。ただ、実現すれば夢の対戦になるだろう」と可能性を否定しなかったのだ。ガーポンタは、今回の井上―フルトン戦を来日して直接観戦しようと計画していたほど。
 世界のトップファイターが井上との対戦を熱望する理由は、リング誌のパウンドフォーパウンドの1位に選ばれたことのある(現在2位)井上の実力が世界的に認められている証拠であり、「アマゾンプライムビデオ」やNTTグループがスタートさせた「Lemino(レミノ)」など、映像配信事業の急成長により、井上との試合が、このクラスでは、全米のマーケットを凌駕するほどのファイトマネーを稼ぐことのできるビッグマッチになっていることも背景にある。
 そして井上がスーパーバンタム級に階級を上げてきたことでドリームマッチの可能性が広がってきた。フルトンー井上、ラミレスー清水のW世界戦は、ESPNを通じて全米に中継される予定になっている。

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