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アスレチックスの藤浪晋太郎がオリオールズへ電撃トレード(資料写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
アスレチックスの藤浪晋太郎がオリオールズへ電撃トレード(資料写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

米メディアが分析した藤浪晋太郎の電撃トレードの裏事情とは?「オリオールズが欲しかった“7回の男”」

 CBSスポーツも、藤浪の最近の好成績について触れつつ、「オリオールズは、藤浪が最近になって能力を解き放ち、この先も彼の投球を維持していく手助けができるという希望を抱いている。もしかしたら彼の配球の比率に変化が伴うものかもしれない。彼は90マイル後半の速球に依存しているが、最高の球は彼の持ち前のスプリッターと80マイル後半のカッターとなる」と分析した。
 総じて藤浪が制球難を克服したことと、ストレートの威力を評価する声が多く、オリオールズの藤浪獲得を好意的に報じている。だが、一方でボルティモアサン紙が、「藤浪が最近のような投球をするとすればオリオールズのブルペンの強化になるかもしれない。しかし、彼は、このマーケットでの中継ぎ投手のトップの1人とはみなされていなかった」と伝えたように厳しい見方もある。
 また藤浪との交換で若手の中継ぎ左腕のルーカスを手に入れることになったアスレチックスの編成戦略について、前出の「ジ・アスレチック」は、「藤浪はアスレチックスで過去6週間で最も安定した中継ぎ投手の1人だったが、彼はオフにFAとなる予定の選手で、100敗のシーズンへ向かうチームにおいて、今価値のある彼をトレードしたことは理にかなっている」と評価。
 地元のニュースサイト「ボルティモアバナー」は、「球速を上げ、新たにカッターを会得したことで、スカウトたちの間で話題となってきた26歳の左腕中継ぎ投手のルーカスを(藤浪との)トレードで犠牲にするのは、フェアなように見受けられる」との見解を示した。
 オリオールズは日本時間21日から敵地でレイズとの首位攻防となる4連戦。藤浪、ここで移籍初マウンドに立つ可能性がある。

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