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仲睦まじい頃の福原愛さんと 江宏傑さん。長男の引き渡しを巡る“泥沼闘争”を台湾と中国のメディアは対照的に伝えた(資料写真:Top Photo/アフロ)
仲睦まじい頃の福原愛さんと 江宏傑さん。長男の引き渡しを巡る“泥沼闘争”を台湾と中国のメディアは対照的に伝えた(資料写真:Top Photo/アフロ)

「子供達を守り愛する母親の責任として公の場で議論することを許さない」福原愛さんと元夫の江宏傑さんが“泥沼闘争”…平行線どころかまったく食い違う論点

 緊急会見そのものには「私どもは、同氏が来日していることすら知りませんでした」と前置きした上で、不快感すらにじませる言葉を綴っている。
「公衆の面前で国際記者会見を開くことは、高度な紛争を引き起こすだけでなく、意図的に両親と子どもの関係を引き裂き、子どもに悲しい思いをさせ、別離を引き起こすものであり、子どもに対する家庭内暴力の一種です」
 元配偶者が海外から子どもを連れ帰り、国際的なトラブルに発展する事態が多くなった状況を受けて、1980年にハーグ条約が採択されている。16歳未満の子どもを対象として、条約加盟国は政府間交渉を通じて返還に応じる必要があると定められている。
 日本は2014年にハーグ条約に加盟した。しかし台湾は非加盟で、徐護士は「政府間の子どもの返還請求は極めて難しい」と会見で指摘した。ゆえに東京家庭裁判所へ審判申し立てを行った。出された引き渡し命令を、大渕弁護士はこう受け止めている
「非公開の手続きなので詳細は明かせないが、十分な審理が尽くされた上で、緊急に引き渡す必要があるとの判断が下されたと思っている」
 さらに「従ってもらえない、ということであろうと、こちらがあきらめることはない」と強調しながら刑事告訴の可能性にも言及した。
「引き渡しが実現できない場合に、どのようなアクションをとるのか。選択肢としては未成年者誘拐罪での告訴といったことが考えられると思う」
 27日夜になって、福原さん自身が微博へコメントを投稿した。
「母親として、何があっても子供を守るのが第一の責任です!大人同士の事柄を世間に広めるべきではありません。子供の命に関わる。私は子供たちを愛しています。(中略)そして私は誰であろうと彼らを傷つけることは許しません!もう一度、私は子供たちに罪はないと宣言します。子供たちを守り愛する母親の責任として公の場で議論することを私は決して許しません。子供たちは手段として利用されています。私は彼らを守るために全力を尽くします」
 平行線をたどっているどころか、真っ向から食い違う数々の論点。そこへ元夫を糾弾する言葉とともに福原さんが徹底抗戦を宣言したいま、事態は泥沼の様相を呈しつつある。

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