メイウェザーが井上尚弥に“とんちんかんなケチ”をつける…「ドーピング検査をしろ!」…3階級上の“愛弟子”「世界で最も狂暴な世界王者」との対戦を熱望
そして最後にこんなドリームマッチを熱望した。
「私が見たいのは、彼がガーボンタとキャッチウェイトで戦うことだ。(実現すれば)凄まじい試合になるだろう」
“世界で最も狂暴なボクサー”とされるガーボンタは、かつてメイウェザーがプロモーション契約をしていた“愛弟子”。3階級同時王者という偉業を達成したハードパンチャーで、4月には無敗のライアン・ガルシア(米国)を戦慄のボディブローでキャンバスに沈めている。井上vsガーボンダはファンが見たい最強決定戦だろう。
そのガーボンタ自身も、「井上のボクシングが好きだ。彼は爆発力がある。いい選手だ」と興味を示し、将来の対戦についても「あるかもね。面白い試合になるだろう。テクニカルな試合になる。でも、オレは彼にとってはでかすぎると思う。ただ、実現すれば夢の対戦になるだろう」と可能性を否定しなかった。
ただネックなのは、体重の問題。現在、ガーボンタは井上より3階級上のライト級だ。ガーボンタは、かつてスーパーフェザー級で世界王者となっているが、さらにフェザー級との間くらいまでは落とさねば実現は不可能だろう。フルトン戦でスーパーバンタム級への転級成功を示した井上には、「パフォーマンスをしっかりと出せるならフェザーでもやれる」との手ごたえもあるが、フェザー級転向があるとしても2年後の話だ。
またライト級の選手では、元3階級制覇王者のワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)からも対戦エールを送られており、「他人事ですからね(笑)。でも海外メディアは見たいでしょうね」と、井上は、次から次へとドリームプランが出てくることに理解を示していた。
メイウェザーが井上に絡んでくるのも、フルトン戦がそれほどインパクトがあったという証拠。井上は12月にWBA&IBF世界スーパーバンタム級王者のマーロン・タパレス(フィリピン)との4団体統一戦を予定している。